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清田博之の賃貸、コレでよかろうもん
第一回「空き家を売った時の税金が安くなる特例ご存知ですか?」

はじめまして。福岡で地主さん、大家さんの税務に力を入れて税理士をしています清田と申します。

相続で引き継いだ空き家を売却した場合には、売却益が3000万円までは税金がかからない特例があるのはご存知でしょうか?

平成28年の税制改正でできた空き家を売った時の特例

(1)空き家の3000万円の特別控除の特例とは?

空き家の3000万円特別控除は、空き家になった実家を売った時の利益が3000万円までだったら税金がかからないというお得な特例です。通常ですと、売却益に約2割程の税金がかかります。3000万円の税率2割ですと最大約600万円程税金が違ってくることになります。

(例)売却益が3000万円の場合

(2)取壊す場合の引き渡し方法について

空き家を売却する場合、買主側で取壊しをするので、売却価格を安くして欲しいという交渉が行われ、古家付きの現況のままで買主に引き渡して、買主の方で建物を取り壊すパターンがあります。

実はこの場合、「取り壊した後に売る」という条件を満たさない為、特例を使う事ができません。現況渡しにしてしまわないように注意する必要があります

(3)売主側で取り壊してから引き渡していれば。。

確定申告の時期になると、空き家を売却された方の確定申告のご相談をスポットで受ける事があります。その時に、現況渡しにしていた為に条件を満たさず、この特例が使えないというケースを見かけます。
お話を伺うと、新築の建売りをする建築業者さんへ売却する際、特に何も考えずに、言われるまま現況渡しで契約をしてしまったという場合が多いです。。

特例の適用が受けられる可能性がある場合には、条件を満たすように十分気を付けたいところです。

まとめ

相続で空き家となった実家を売却した場合には、売却についての税金が安くなる特例があります。要件を満たすかどうかで税額がかなり違うことになるので、不動産の売却等の際には、受けられる特例の適用がないか等を早めに税理士にご相談されることがおすすめです。

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清田博之
清田博之
NPO法人相続アドバイザー協議会認定会員、一般社団法人家族信託普及協会会員 相続問題に力を入れており、地主さんや大家さんの相続対策のご相談にのる事が多いです。地主さんや大家さんの相続対策については、税務の知識だけでなく、経営や法律、登記、測量、鑑定、売買等の幅広い知識が必要であると感じます。依頼者に寄り添う立場で相続問題の解決に取り組む心ある弁護士さん、司法書士さん、不動産会社さん、FPさん、不動産鑑定士さん、土地家屋調査士さん、一級建築士さん達とも連携して相続問題の解決に取り組んでいます。信頼できる専門家ネットワークで大家さんの賃貸経営と相続に関するかけ込み寺になりたいと考えています。
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