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清田博之の賃貸、コレでよかろうもん
第十二回「忘れずに受けたい所得控除について」

新しい年も半月が過ぎ、いよいよ確定申告の時期が近づいてきましたが、不動産所得の確定申告の準備は進んでいらっしゃるでしょうか。

一日12時間~14時間が人間の集中力の限界で、それ以上は酔っぱらっている状態と同じという話を聞きました。ということは、私はこの時期は毎日ぐでんぐでんに酔っぱらってしまっているということでしょうか(笑)!?
税金計算の際に、不動産収入から差し引く必要経費の他に、所得の金額から差し引けるものを「所得控除」といいます。

不動産所得=不動産収入-必要経費
 課税所得=不動産所得等の所得合計-所得控除

所得税の確定申告書第一表でいうと、左下の「所得から差し引かれる金額」の箇所です。

同じ不動産所得がある方であっても、扶養している親族の数や支払っている社会保険料の金額によって、負担できる税金は変わるだろうということで所得から差し引かれるものです。

支払った健康保険料や介護保険料などの「⑩社会保険料控除」や「⑫生命保険料控除」については、年末や年明けにハガキ等が送られてきていて、皆さん忘れずに差し引かれていることと思います。

しかし、特にお知らせがあるわけではなく、要件をよく確認しておかないと漏れてしまうものもあります。

1. 障害者控除について

障害者控除とは、本人や同一生計の配偶者、扶養親族が、障害者である場合に受けられる所得控除です。

障害者の場合は27万円、特別障害者(一級又は二級の身体障害者手帳をお持ちの方等)の場合は40万円、特別障害者と同居されている場合は75万円の所得控除が受けられます。

所得税と住民税を合わせて約30%の税率の方が、特別障害者控除40万円を受けた場合には、約12万円程税金が安くなります。

身体障害者手帳等をお持ちの方でも申告書への記載がなければ適用が受けられません。
また、障害者手帳がない場合でも、65歳以上で、寝たきりの状態であったり認知症等であったりして、要介護1以上であれば、市役所等で障害者控除対象者認定書を発行してもらって所得控除が受けられる場合があります。
また、成年被後見人の方については、特別障害者控除が受けられます。

2.寡婦(夫)控除について

寡婦控除とは、配偶者と離婚又は死別し、再婚していない方のうち、一定の条件に該当する方が受けられる控除です。
配偶者と死別して合計所得金額が500万円以下である等の寡婦の要件を満たせば27万円の控除が受けられます。また、寡婦のうち、扶養親族である子がいる場合は、特別の寡婦として35万円の控除が受けられます。

寡婦とは…
(1)夫と死別し、若しくは離婚した後婚姻をしていない人で扶養親族がいる人
(2)夫と死別した後婚姻をしていない人で、合計所得金額が500万円以下の人

3.もし忘れていたら5年分は遡って適用可能

障害者控除と寡婦(夫)控除は、お金の支出がなくても所得から差し引かれるものですので、節税のためには絶対に忘れずに引きたいものです。

もしも、忘れていることに気づいた場合には、5年以内の分については更正の請求という手続きで遡って適用できる可能性があります。

まとめ

・固定資産税等の必要経費の他に、一定の場合に所得から差し引けるもの(=所得控除)があります。
・毎年ハガキ等でお知らせ等は来ず、自分で対象である事を申告しないと受けられないものもあります。
・もし、適用漏れに気づいたら5年以内であれば更正の請求で遡って適用が受けられる可能性があります。ご不明な場合は、税理士に相談しましょう。


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清田博之
清田博之
NPO法人相続アドバイザー協議会認定会員、一般社団法人家族信託普及協会会員 相続問題に力を入れており、地主さんや大家さんの相続対策のご相談にのる事が多いです。地主さんや大家さんの相続対策については、税務の知識だけでなく、経営や法律、登記、測量、鑑定、売買等の幅広い知識が必要であると感じます。依頼者に寄り添う立場で相続問題の解決に取り組む心ある弁護士さん、司法書士さん、不動産会社さん、FPさん、不動産鑑定士さん、土地家屋調査士さん、一級建築士さん達とも連携して相続問題の解決に取り組んでいます。信頼できる専門家ネットワークで大家さんの賃貸経営と相続に関するかけ込み寺になりたいと考えています。
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