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専門家が斬る!真剣賃貸しゃべり場
【第九回】一級建築士 遠田 将徳が斬る!①

すべての大家さんに必ず実行してほしい、塀の点検・補修①

こんにちは。はじめまして、一級建築士の遠田(エンダ)です。
今回のコラムでは、『すべての大家さんに必ず実行してほしい、塀の点検・補修』をテーマに、情報提供を致します。

建物・工作物の安全管理

2018年6月18日に発生した大阪府北部地震による塀の倒壊をうけ、現行法の基準に合わない(既存不適格)疑いがあるブロック塀があると確認した小中学校、高校は、6月29日現在で、少なくとも2498校(31道府県が点検対象とした約1万1千校のうち)とのことです。
※朝日新聞調べ

今後、学校をはじめとし、公共建築物では改修、撤去の対応は進むと思われますが、皆さん所有のアパート・マンションではどのような対策をお考えでしょうか。
そもそも日本では敷地境界に塀を設置するのは一般的なことですが、この塀にはどんな種類があるのでしょうか。

皆さんの周りにある塀を思い浮かべてください。

ちなみに、建築基準法では塀について下記区分があります。

① 補強コンクリートブロック造の塀
② 組積造の塀
③ 鉄筋コンクリート造の塀

一般的なブロック塀は①、もしくは②となります。
どちらもコンクリートブロックを使ったもので、補強した鉄筋により区分が変わります。
※建築士でも見た目だけでは判断ができない場合があります。
※②はレンガや石積の場合もあります。
①~③の設置には、以下の基準があります。(一部抜粋)

管理物件に上記表に不適格の塀はございませんでしょうか。
既存不適格=違反ではございませんが、倒壊の可能性も考え、点検は必要になってくるかと思います。

次回の配信では塀の点検方法についてふれていきたいと思います。

ABOUT ME
遠田将徳
遠田将徳
株式会社ウィル建築設計 顧問/武蔵工業大学工学部建築学科卒業。一級建築士、色彩検定二級。 ハウスメーカーにて、モデルハウスの企画設計・デザインコードの作成、戸建分譲のランドスケープデザインを経て、賃貸住宅の設計を経験。戸建住宅・賃貸住宅の新築、リフォームの見積り、外構工事と幅広く手掛け、許認可業務、実施設計、デザイン、コーディネートまで、建築に関わる様々な目線からの適切なアドバイスを得意とする。
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