東京の中心で税務を叫ぶ 第144回コラム
そもそも準確定申告って何?
大家さん
そもそも準確定申告って何?
大野
そもそも準確定申告って何?
についてお話します。
についてお話します。
こんにちは!
今回は、準確定申告についてお話します。
準確定申告とは、不動産所得を有する人が年の途中で死亡した場合、
その相続人が代わりに、
1月1日から死亡した日までの所得を計算し、
確定申告することをいいます。
準確定申告は、
相続開始があったことを知った日の翌日から
4か月以内に申告と納税をしなければなりません。
準確定申告の注意点には、次のようなものがあります。
〇申告期限の例外
1月1日から3月15日までの間に、
前年分の確定申告書を提出しないで死亡した場合、
準確定申告の期限は、前年分、本年分ともに、
相続開始があったことを知った日の翌日から4か月以内となります。
〇相続人が複数いる場合
相続人が複数いる場合は、確定申告書の付表に、
相続人全員の署名が必要となります。
ただし、他の相続人の氏名を付記して
各人が別々に提出することもできますが、
この場合は、他の相続人に申告した内容を
通知しなければならないことになっています。
〇相続放棄した場合
相続放棄した人は、
初めから相続人ではなかったとみなされますので、
準確定申告する義務がありません。
なお、相続放棄をしようとする人が、
準確定申告をしてしまうと、
相続人とみなされて相続放棄できなくなってしまう可能性があります。
税務署から準確定申告をするように通知が届いても、
相続放棄している旨を伝えて、
準確定申告はしないようにしましょう。
まとめ
①大家さんが亡くなった場合には、亡くなった日までの確定申告が必要です。
②相続税の申告は10ヶ月以内で、
準確定申告の期限の方が早いので注意しましょう。
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楽待 不動産住宅新聞でもコラム連載しています。
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