3月15日で平成30年分の確定申告が終わりました。
Knees代表の渡邊先生が「3食 お菓子を食べてしのいでいる」、とか
「記憶を失う」とかブログでかいてみえましたが、
私も経験者で2・3月は仕事の記憶しかなく、
家族のイベントで何していたかクリアーに忘れている年が多いです。
でも、今年はちょっと良かったです。
昨年の9月からウォーキングとストレッチをはじめ、
多少身体を大切にしたら元気に最後まで仕事ができました!
最後に申告書を出したのは15日の午後7時、、、。
ギリギリまで仕事はしてましたけどね(苦笑)。
さて、個人で大家さんをやってみえる方は、確定申告がおわったらお手元に
平成30年分の確定申告書・決算書または収支内訳書の控えがあるわけです。
できましたら、それを持って融資・借入れを受けている方は
銀行さん、信金さん、日本政策金融公庫さんに
「報告にいってもらいたいな」と思います。
なぜ、報告にいってもらいたいかというと、
銀行さんたちは、皆さんの昨年1年の経営成績と財務状態を「知りたいなぁ~」と
思っているからです。
確定申告書・決算書または収支内訳書は、経営成績と財務状態を知る
“重要な情報源”になります。
それを、できれば、①担当の方にアポイントメントをとったうえでお渡しし、説明していただきたい。
お忙しかったり、銀行さんたちに苦手意識があったりで難しいようでしたら、
②担当者さん宛てに郵送し、多少の説明書きをつけていただきたい。
それも、難しいようでしたら、③郵送で送るだけ送っていただきたいと思います。
銀行さんたちは、預けられた預金や他から調達した“大切なお金”を皆さんに融資しています。
心配になるのは、「報告も相談もなく逃げられること」で
そうされないために、担保を多めにとっています。
ただ、担保をとっても、それを処分したりして現金化するには多くの手続きが必要で、
すっごい大変です。
だから報告しにきてくれる、または報告を大切なことだと認識してくれる
融資先(=大家さん)には信頼関係を築け、良質なサービス(追加融資がうけれたり、利率が低くなったり)が受けられる場合があります。
銀行さんたちにとって、大家さんへの不動産融資の利息は
“多くの部分を占める貴重な売上先”になります。
だから成績が良かろうが悪かろうが、「報告にいってもらいたいな」と思います。
《こばなし「ベンジャミン・フランクリンのパートナー」》
ベンジャミン・フランクリンとは・・・
アメリカの実業家、著作家、政治家。凧を使い避雷針を発明したことでも知られている。アメリカの独立にも大きく貢献。現在100ドル札の肖像画にも採用されている。「時は金なり」「稼いだ100ドルと使わなかった100ドルは同じ」など格言をまとめた日めくりカレンダーの考案者でもある。
1720年ごろ今から300年前のアメリカでフランクリンは印刷屋さんをやっていました。
印刷屋を広げるため技術やノウハウを教えるパートナーがいました。
ひとり目のパートナーは
中年の男性。印刷屋の経験も技術もありました。ですが、報告もなし、利益の分配も最初のころだけ
ふたり目のパートナーは
ひとり目のパートナーの奥さんで、未亡人の女性。
旦那さんが亡くなってしまったので息子さんと印刷屋をやり、
お子さんをしっかり育て上げました。彼女は、フランクリンに4半期ごと(3カ月ごと)に報告を送り、
パートナーとして利益の一部をきちっと支払いつづけました。
さて、フランクリンはどちらのパートナーを喜んだでしょうか?
ベンジャミン・フランクリン著『フランクリン自伝』岩波文庫より
まとめ
・確定申告書・決算書または収支内訳書は経営成績と財務状態を知る
重要な情報源
・融資・借入れを受けている方は確定申告書を持って融資を受けている先の銀行さんたちに報告にいってもらえるといいです
・報告を大切なものだと認識してくれる大家さんは、銀行さんたちとの
信頼関係を築け、良質なサービスが受けられる場合があります