不動産の理論と実際~その3
皆さま、一級建築士・不動産鑑定士の田口です。
今回3回目になります。
日頃、不動産や資産税に関する知識や情報を積極的に収集され、
日々、よりよい不動産管理運営に邁進されていることと存じます。
多くの不動産関連情報が書籍のみならずインターネットや、セミナー等々 様々な場所で得られる今、情報収集は比較的簡単にできる時代であると言えるでしょう。
しかし、ご自身にとって本当に必要な、
ご自身にフィットした方針・指針はどれだけ得ることができていますか?
情報は得たものの・・・・・・
情報中毒のようになっていませんでしょうか??
例えば皆さまにこんなシンプルな質問をしてみたいと思います。
質問です。
今、あなたは不動産を持っている(あるいは持っていない)とします。
その時、
不動産を「保有する理由」を考えたことがありますか?
不動産を「持たざる理由」を考えたことはありますでしょうか?
何となく、保有していませんか?
何となく、保有(購入)を見送っていませんか?
不動産を保有する意義
不動産を持たざる理由
個人も企業も様々です。
賃貸せずとも所有していれば利用権は普通永久にありますよね。
でも保有しなくても利用することはできますよね。使用貸借や賃貸です。
不動産会社も、物件によって保有するモノと売却するモノと、
戦略的にしわけて考えていますね。
物件によって保有したり売却したりするのは何故だろうか。
逆に、同じ物件でも、その主体によって、保有する人もいれば手放す人もいるのは 何故だろうか。
そんなシンプルなことを深く考えてみると、案外これは難しくて、
深く考えるほど、ご自身の不動産哲学をより深めるきっかけ作りにも
なるかもしれません。
情報中毒からも、もしかして脱出することができるかもない!
なんて思いますよ。
それではまた次回。