「大家さんの相談で驚いたこと」の最後は10月27日名古屋大家塾定例会で受けた相談の中でお聞きした、地主系大家さんの悲しい話を㊤で書きます。
それに関連して、私が税理士になった動機のひとつの悲しい話も㊦で書きたいと思います。
セミナー後の懇親会にて、愛知県の自動車メーカーの工場の目の前に
1000坪以上の土地をお持ちの地主系大家さんから相談を受けました。
すでに何棟かのアパートや鉄筋コンクリート造の共同住宅をお持ちのベテランの大家さん。
現在は入居者の問題、老朽化したアパートの建て替え、遊休地の資産活用、法人の利用法の悩みをお持ちでした。
あわせて、60~70代の方だったので、お子さんへの事業承継のお悩みもお持ちでした。
懇親会でお酒を飲みながら、ひととおりすべての相談にお応えして喜んでいただいたのですが、途中で悲しいお話をお聞きしました。
アパート経営はお父様が始められたことで、
始めた当時、工場の周辺には田んぼや畑しかなかったそうです。
そのため、一番にお父様がアパート経営を始められて、
その時アパート経営を始めなかった、田んぼや畑は、
現在はその工場の従業員の駐車場などになっているそうです。
お父様のアパートは非常に儲かり、
やらなかった人からねたまれ、仲間はずれにされ、いじめられました。
ついに、お父様は耐えられなくなり農薬を飲んで自死してしまわれたとのことです。
それが相談者の方の子供時代で、妹さんはお父さんの顔も覚えていないそうです。
1000坪以上も土地をお持ちで、大きな地主さんだと思います。
時代を先取りする先見の明もお持ちで、アパートを建てる勇気をお持ちでした。
それが、周囲からのいじめを受けて自死されるという悲劇につながるとは・・・。
本当に悲しい話です。
今回の相談を受けて、そのような悲しい思いをされた方の
お役に立てて本当によかったと思います。
悲しい話ですが、私もこれに類する話を子供時代に体験していて、
それが私の税理士になった動機のひとつになっています。
㊦ではそのことを書きます。
【育てているピーマンが12月になっても取れます。
温暖化の恐怖を感じる今日この頃です】
まとめ
・ベテラン地主系大家さんの悩みは、入居者の問題、老朽化したアパートの建て替え、遊休地の資産活用、法人の利用法、事業承継などたくさんある
・大家さん専門税理士集団Knees beeではそれを明確にお答えできる
・ 地主系大家さんはお金持ちになったとしても幸福とは限らない