森広忠の名古屋大家道 第57回コラム
『父を亡くして』
令和4年10月より森広忠税理士事務所は
「Knees bee税理士法人 名古屋支店」になりましたが、
代表の渡邊より「税理士法人を作りたいので一緒にやってもらえませんか」といわれたのが、父が亡くなった日の前日でした。
父は去年の10月ぐらいから自宅や庭で転倒するようになり、
12月には何度か救急車で運ばれ、クリスマスごろに入院することになりました。
1月・2月と面会が週に数回出来ていて、
「2月には退院してください」と主治医に言われ、
退院先もみつけ、いざ退院という日の数日前。
入院病棟でコロナ患者が出た
ということで退院が先延ばしになってしまいました。
父は新型コロナウィルスに感染しなかったので、それだけは安心でした。
2月の終わりに、新たな治療法が考えられると主治医に言われ、
選択肢もなかったので「ではお願いします」治療を許可しました。
3月前半から治療が始まり、治療はうまくいっていると看護師さんから
報告を受けていたのですが、病棟が閉鎖され面会もできず、
中旬にやっと「ガラス越しだったら」と面会の許可が下り、
やっと会いに行けた翌週に、父は帰らぬ人となってしまいました。
「治療は?」、「回復しているというお話は?」と疑問に思うことだらけで
主治医に説明を求めようとしたのですが、他の医師より、主治医が
「うつ病になってしまって病院に来ていない」といわれ
死への過程の説明もなく、突然の別れの悲しみと、
「コロナウィルスの病棟での感染がなければ」という思いが、
今でもあります。
退院できていたら、専門医のいる他の病院にセカンドオピニオンにいく予定だったのですが、
それもかないませんでした。
「たら・れば」ということで後悔しても何も変わらないのですが、
悔いが残る別れになってしまったと思っています。
読んでいただいた皆さんの中でも
突然の肉親との別れがあった方もみえるかもしれません。
持っていきどころのない悲しみでつらい気持ちになられた方も
みえるのではないでしょうか。
「人生は一度きり」
一日一日、後悔しない人生を送っていただき、
できれば、色々な事情のあるかとも見えるとは思いますが
肉親には優しく丁寧に接してあげて、
日々を生活していただければと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。
税理士 森 広忠
まとめ
・「税理士法人を設立しよう」と持ち掛けていただいた日の翌日に父が亡くなりました。
・「新型コロナウィルス」や「医師など他人」に対しては後悔してしまうこともあるかと思います
。
・「人生は一度きり」、後悔しない一日一日を過ごせたらと思い、毎日努力しています。
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