~大家さんのリスクとは?~
今月号は、保険×不動産マイスター 津曲(つまがり) 巖(いわお)より、
お届けいたします。
ウクライナ情勢も刻一刻と深刻さを増しています。
犠牲になられた方々の衷心
廻向と戦禍の早期鎮静を祈りつつ今月号を送らせていただきます。
拝読いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
●すべての大家さんに迫り来る?!「リスク」
コロナ禍、周辺環境も一変しています。
特に、飲食店やオフィス賃貸の大家さんには努力しても
補えないような収入減を体験、
中には泣く泣く手放すなどの「大手術」を経験された方々も多くいらっしゃいます。
多くの大家さんにとって他人事ではありません。
今号は、すべての大家さんに迫りくる「リスク」について、「内側」から
1.物件(身体)
2.収支(血流)
について、足元を固めてまいりましょう。
●所有する不動産の「健康診断」をしていますか?
不動産も人体と同じです。
我々が毎年、人間ドック(健康診断)を受けて、
悪いところの早期発見に努めるように、
所有する不動産の「健康診断」をしましょう。
それが「寿命」を伸ばすこと、出費(余計な支出)を
「減らす」最適な方法です。
具体的には、
1.建物本体の「建物診断」(いわゆる「建物診断」もこれにあたります)
2.年間収支の把握
3.特別な支出の有無
(大家さんの道しるべには専門家がおりますので、お気軽にお声がけください)
まず、この「3つの視点」から見てみましょう。
建物本体、特に普段目にすることの少ない「床下」、
「屋上(屋根)」、「外壁(外回り」は入念に行いましょう。
また、「水回り」等インフラの検証も欠かせません。
専門家に依頼することも必須ですね。
そして、もし不具合が発見されたら「費用対効果」の検証が不可欠です。
1.どの程度の費用が掛かるのか
2.費用を掛けてどれだけの収益が見込めるか(現状維持なのか、収益増なのか)
3.支出をカバーするのにどの程度の年数(月数)がかかるのか
しっかりと一覧表にするなど「見える化」して把握することも大切です。
「見える化」することは、つぎの健康診断はもちろん、
次代に引き継ぐ場合にも大いに
役立ちますので是非、行ってください
次号は、「お金(血流)」の面から、ひも解いてまいります。