マレーシアの政治は安定しているの?
~実は知られていないマレーシア不動産投資の魅力~
海外不動産投資をするにあたって、その国の政治が安定しているかは重要な要素です。
マレーシアの政治はどうなのでしょうか?
まずはわかりやすく、日本と比較してみたいと思います。
1.日本とマレーシアの比較
日本とマレーシアの政治の安定を点数に表すと次の通りです。
点数は独断でつけています。
◯日本: 90点
日本は長年にわたり政治的に安定しており、民主主義制度が確立しています。
政権交代も平和的に行われ、法の支配が徹底されています。
◯マレーシア: 75点
マレーシアは比較的安定した政治体制を維持しています。
イデオロギー対立や宗教対立が比較的少なく、
政治的にも安定しています。
マレーシアは、多民族国家にもかかわらず、1957年の独立から2018年まで、
国民戦線(BN)と呼ばれる与党連合が61年間にわたって政権を担当し、
政治的な安定をもたらしてきました。
しかし、2018年の総選挙で初めて政権交代が起こり、
それ以降マレーシアの政治は不安定な状況に陥っています。
2018年から2022年までの間に、4人の首相が交代するなど、政治的な混乱が続いています。
2.他の東南アジアとの比較
◯シンガポール: 85点
シンガポールは強力な一党支配体制のもと、高度な政治的安定性を維持しています。
汚職が少なく、効率的な統治が行われていますが、
政治的自由度の面で若干の課題があります。
◯タイ: 60点
タイは過去に軍事クーデターを経験するなど、
政治的不安定性が見られます。
しかし、近年は比較的安定しており、民主化への動きも見られます。
◯ベトナム: 70点
ベトナムは一党支配体制のもと、政治的に安定しています。
経済発展を重視し、大きな政治的混乱は避けられていますが、
政治的自由度の面で課題があります。
◯インドネシア: 65点
インドネシアは民主化後、政治的安定性が向上しています。
しかし、地方での分離独立運動や宗教対立などの課題が残っています。
◯フィリピン: 60点
フィリピンは大統領制を採用しており、6年ごとに大統領が交代しますが、
政権交代に伴う政策の不連続性や汚職問題が政治的安定性を損なっています。また、
治安の問題も依然として存在し、
長期的なプロジェクトの推進が困難な状況です
3.まとめ
マレーシアは多民族国家であり、
民族間の調和が求められる中で、
政治的な課題に直面していますが、
経済的な基盤や国際的な関係性を考慮すると、
他の東南アジア諸国に比べて安定性を保っているといえます。
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