ブログ

専門家が斬る!真剣賃貸しゃべり場
【第239回】不動産鑑定士・住宅診断士
皆川 聡が斬る!④

整理と不動産価値と相続について

皆さん、こんにちは、不動産鑑定士・住宅診断士の皆川聡です。

先週は私自身が熱中症にかかったことをお伝えさせていただきました。
実は、一昨日の月曜日にまた、軽い熱中症を再発してしまい、
ポカリスエットや塩分の飴などにより
ミネラル補給をしてなんとか落ち着きました。

熱中症につきましても、マスクを皆さんがなされているので、
今年は例年よりも熱中症にかかるリスクが高まっているのではないかと
身をもって体験したイメージです。
熱中症につきましても、どうぞお気を付け下さい。

今回の本題の「整理と不動産価値と相続」についてですが、

勿論皆さんは「整理」はされていらっしゃると思いますが、

私は、なかなか、思うようにものの整理ができない人間のようで、
正直、整理下手な方だと思います。

もったいないと言って捨てられないものや
順序立てて整理できなかったり、
その時の思い付きで、ものを置いてしまうことがあるため、
散らかってしまうことがよくあります。

散らかってしまうと、なぜか落ち着かなくなり、
呼吸も浅くなり、この時期は特に熱中症になり易くなります。

そこで、その散らかっているものを整理するために、
結構な時間を使ってしまいます。

 しかし、片づけた後は、綺麗になり、
どてもすっきりした気分になることに加え、
やるべきことがいろいろと効果的・効率的に進んでいき、
そのことがさらに快適な気分にさせたりします。

ということは、整理という行為は、
ただ単に、綺麗になるだけではなく、
いろいろとおまけの効果があり、
その効果も絶大なんだ!と思います。

また、整理することにより、
見えなかった問題点なども見えたりしてきて、
次なる問題の解決も進み、
良い循環が進んでいくものと思われます。

このようなことを、わざわざ、ここで書くことか!
とお思いでしょうが!
建物の価値についても、同様なのでは?!
と思います。

と言いますのも、建物を綺麗にしていると、
逆に、悪いところに違和感を感じ、
その箇所が問題点として顕在化していきます。

場合によっては、その顕在化している部分が
劣化状況として、捉えることもできます。

そうすると早期にその問題点があぶりだされ、
早期に修繕を行い、早期修繕は人間に対する早期治療と一緒ですので、
期間や費用の負担も比較的軽めで、ほぼ元に戻ります。

その循環が続けば、建物自体、人間と同じように長寿命化し、
入居者様も快適に長期間住んでくれる可能性も高まり、
建物価値自体も高くなるものと思われます。

また、このことが相続でも同じことが言えると思います。

早めに頭の中を整理しておくことにより、
将来起こり得る物事に対する不安が解消できたり、
また、さらなる問題点があぶりだされ、その問題点も
解消していくといった、良い効果が生まれてくるものと
思われます。

一方で、寝る子を起こしてしまうこともあるため、
慎重にいかなければならない部分もあります。

ですが、誠実に、かつ、公平性を担保していれば、
問題点も最小限に落ち着いていく可能性も高いと思われます。

対策を取った場合と取らなかった場合との比較により、
その方への取り分もかなり異なってきますので、
ご承諾いただけることが多いと言えます。

ですので、頭の中を整理されるために、
相続に詳しい信頼できる方に相続対策のご相談をされるのも、
一つの成功法則なのではと思います。

 

まとめ

今回は整理ということで記載させていただきました。
一般の書籍では多数出ていますが、
生活や人生における成功法則のようなことを、
一人のやや整理下手な不動産鑑定士・住宅診断士の目線より
お伝えさせていただきました。

このコラムを機に、私自身しっかり整理できるようになれればと思います。
 以上

ABOUT ME
皆川聡
株式会社Aoi不動産鑑定 大手不動産鑑定会社に約8年従事し、メガバンク、政府系金融機関、地銀、信用金庫、信用組合などの金融機関の担保評価をメインに約2500件の案件を携わり、国際線ターミナルの評価の実績もあり。 退職後、平成27年4月に開業。 開業後は、税務対策の鑑定評価や裁判調停等の鑑定評価での多数実績。住宅診断を反映した鑑定評価にて、より清緻な鑑定評価を行っており、鑑定評価額だけではなく、皆様の建物の日ごろのメンテナンスのポイントなどもご提案し、ご好評をいただいております。また2020年10月には、相続税の還付請求にて、他の不動産鑑定士が国税不服審判所にて否認された案件を、その後当職が不動産鑑定を担当。圧倒的な不動産鑑定評価により、東京地裁において、国税庁との裁判で無事完全勝訴しております。
さらに詳しく知りたい方へ