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専門家が斬る!真剣賃貸しゃべり場
【第414回】ファイナンシャル・プランナー
駒﨑 竜が斬る!①

『国土交通省「不動産価格指数」を活用した賃貸経営のポイント』

こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの駒崎です。
今月の特集では、一般公開されている不動産データを活用し、
賃貸経営に役立てる方法を解説いたします。

1週目:国土交通省「不動産価格指数」を活用した賃貸経営のポイント
2週目:東京カンテイの「月額賃料推移」を活用した賃貸経営のポイント
3週目:不動産証券化協会「AJPI」を活用した賃貸経営のポイント
4週目:日本不動産研究所「不動産投資家アンケート」を活用した賃貸経営のポイント

【タイトル】
国土交通省「不動産価格指数」を活用した賃貸経営のポイント

【本文】
国土交通省では、年間約30万件の不動産の取引価格情報をもとに、
全国・ブロック別・都市圏別等に不動産価格の動向を指数化した
「不動産価格指数」を毎月公表しています。

https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/totikensangyo_tk5_000085.html

不動産投資において、物件選びから運用、そして売却までの
すべてのプロセスにおいて、データに基づく判断が求められます。
その中で、「不動産価格指数」は、
不動産市場全体の動向を把握する上で非常に有効なツールです。
この指数をどのように活用して
賃貸経営に役立てることができるのかを考えてみましょう。

1. 市場動向の把握と投資エリアの選定

不動産価格指数は、
住宅と商業用不動産の種類ごとに
価格の推移を示していまして、
投資用不動産は、
商業用不動産に該当します。このデータは、
2010年の年平均を100とし、
店舗、オフィス、倉庫、工場、マンション・アパート(一棟)、
商業地、工業地のアセットタイプ別に
指数の推移を表示しています。
どのアセットタイプが価格上昇のトレンドにあるのか、
あるいは停滞しているのかを把握することができます。
不動産価格指数(商業用不動産)のExcel資料では、
全国、三大都市圏、三大都市圏以外、
南関東圏の地域ごとにデータが表示されていますので、
例えば、マンション・アパート(一棟)の
価格指数が上昇している地域では
賃貸需要が高い傾向があるため、
こうしたエリアでの物件購入は、
利回りが低下しているものの、
賃料アップサイドを狙うことで
収益性を高める戦略が立てられます。

2. 購入タイミングの判断材料
不動産価格は景気や金利、
需給バランスの影響を受けますので、
「不動産価格指数」を分析することで、
2010年から現在に至る価格変動の傾向を
把握することができます。
これにより、投資用物件の購入タイミングを
判断することにも役立てることができます。
価格が高騰している時期には購入を控え、
価格が安定しているタイミングで購入を検討することで、
高値掴みのリスクを軽減することができます。

3. 出口戦略の構築
不動産投資の最終利益を確定するには、
購入時だけでなく売却時のタイミングが重要です。
「不動産価格指数」は
アセットタイプごとの価格変動を示しているため、
売却時期を計るための指標として活用できます。
価格のピークを捉えるのは難しいものの、
価格が高騰しているタイミングで売却を検討することで、
売却査定価格が高くなり、
需要も高いことから成約しやすい状況になります。

国土交通省の「不動産価格指数」は、
エリアやアセットタイプごとの
不動産市場動向を把握するための強力なデータです。
不動産投資家として、この指数を活用することで、
購入タイミングや売却タイミングの最適化をすることで、
収益性の高い不動産投資を実現するための
判断材料となります。
是非、このデータを日々の意思決定に活かし、
賃貸経営の成功を目指してください。

ABOUT ME
駒﨑竜
駒﨑 竜(Komazaki Ryu) 経済力コンサルタント、ファイナンシャル・プランナー エターナルフィナンシャルグループ(株)  代表取締役 エターナルウェルスマネジメント(株) 代表取締役 一種外務員、貸金業務取扱主任者、 二級FP、損害保険大学、生命保険大学 マネーの達人・週刊ダイヤモンド・価格ドットコム・KINZAI・ 不動産日記(税金の手引き)・税の知識(相続贈与)・ 住宅新法(事業資金調達)・住宅ローンアドバイザー通信など、 専門家としての執筆、監修をしている。
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