物件のバリューアップ
皆さんこんにちは。大家 兼 不動産屋の廣田です。
前回のつづきになります。
6.外観、共用部のバリューアップ策
外観や共用部分の改善もバリューアップには欠かせません。
入居希望者が最初に目にするのは物件の外観です。
そのため、第一印象を良くするためには、
外観の清潔感やデザイン性に配慮することが大切です。
(1)外壁の修繕
建物維持管理という観点でも、
定期的な外壁の修繕工事を行い、
建物の寿命を延ばすとともに、
美観を保つことが重要です。
外壁の修繕の際には、
単に色を選ぶだけでなく、
デザイナーに依頼して
色や塗り分けを計画することをお勧めします。
デザイナーの視点から外観をデザインすることで、
より洗練された印象を与えることができ、
結果として入居者の好印象を引き出し、
入居促進に繋がります。
(2)エントランスの整備
エントランスは、
定期的に清掃を実施しきれいな
状態をキープすることは当然ですが、
その他の改善策を紹介します。
入居者が不在時でも荷物を受け取れる宅配ボックスは、
入居者の利便性を大幅に向上させ、
物件の魅力を高める要素となります。
また、従来のポストでは
対応しきれない大きさの郵便物が増えているため、
容量の大きい集合ポストへ
変更することも効果があると思います。
エントランスの外側にプランターを置き、
季節ごとの花を植えることも良いと思います。
これは比較的低コストで実施できる改善策であり、
エントランスの雰囲気を良くすることができます。
(3)セキュリティ対策
防犯カメラやオートロックを設置し、
セキュリティ対策を強化することは、
入居者に安心感を与えるだけでなく、
物件の価値を大きく引き上げる要素となっています。
セキュリティ対策の強化は、
入居者の満足度を高め、
賃貸契約の継続や新たな
入居者の獲得につながると考えます。
(4)自動車充電設備
近年では電気自動車の普及に伴い、
充電設備を備えた駐車場の需要も高まっています。
自動車の充電設備を設置すると、
補助金が受けられる制度がり、
少ない出費で設置することができます。
充電設備インフラ整備サイト/一般財団法人次世代自動車振興センター
https://www.cev-pc.or.jp/lp_evphvcharge/
具体的なバリューアップ策を紹介しました。
このほかにもバリューアップ策がありますが、
紙面の関係でこれ以上紹介できません。
別の機会に紹介したいと思います。
7.まとめ
バリューアップは、
賃貸経営の収益を安定させるために不可欠な施策です。
長期的な視点での投資を考え、
物件の価値を最大限に
引き出すためのバリューアップを実施しましょう。
しかし、全ての施策が必ずしも効果的とは限りません。
入居者のニーズをしっかりと把握し、
適切な改善を行うことが成功への鍵です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ご質問、ご不明点などありましたら、
お気軽にお問合せください。
