元利均等返済で借りるのがよいか、元金均等返済で借りるのがよいか。
A
元利均等返済は、元本と利息の合計を一定にする返済方法。
元金均等返済は、元金を一定にする返済方法。
支払利息の総額は、元金均等返済の方が少なくなります。
また、コンスタントに元金が減っていくため、売却するときに残債が減っている
ことから手残りが多く残りやすくなります。
(出口戦略が取りやすくなります。)
しかし、元金均等返済の場合、当初の返済額が多くなります。
家賃収入で返済できないことも現実的には起こりえます。
(頭金を多く入れていたり、返済期間が長いと、返済額は少なくできます)
また、元金均等返済をすると、当初の手残りが少なくなります。
退去が続いて賃料収入が下がったり、予期せぬ修繕費の支出があることを想定
して、ある程度手元に資金があった方がよいことがあります。
その点、元利均等返済は、当初の手残りが多く残るメリットがあります。
また、次の投資の頭金や諸費用に充てるために、手元資金を多く持っていたい
という希望もあるかと思います。
どちらもメリット・デメリットがあります。
ご自身の投資スタンスによって元利均等返済がよいか、元金均等返済がよいか
を判断されるのがよいでしょう。