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渡邊浩滋の賃貸言いたい放題
第二回「利回りなんて関係ない!賃貸経営の覚悟!」

「この物件買いたいのですが、どうでしょうか?」
「ここのハウスメーカーさんで建てたいのですが、どうでしょうか?」
という質問をよく受けます。

「私、税理士なんですけど・・・」という言葉を心にしまいながら(笑)、できる限り失敗
しないように、私の経験を活かしながらアドバイスをさせて頂いております。
(不動産の目利きのプロではないので、気を付けた方がよいポイントをお伝えするようにしています)

お客さんとしては、「買いたい」「建てたい」というオーラが満載。
私にGOサインを出してもらいたいのでしょう。
そんな空気であればあるほど、「NOサイン」を出したくなる私(笑)

というのは冗談で・・・

ただ、「本当にこんな利回りでもいいの?」っていう物件が正直多いです。
(何とかやっていけるかもだけど、空室あると苦しいね、という物件)

それをハッキリ伝えると、

「今買わないと、買えないんです。」などと言ってこられます。

「かなりリスクありますよ。」と言ったところで、

「過去のデータからすると、空室率が低いんです」とか
「人口がまだまだ増える地域なんです」と返ってきます。

もう何を言っても、聞く耳持ってない感がすごい(笑)

「そんなに買いたきゃ、買えば」なんて言いたい気持ちを堪えて、堪えて・・・

最後に私が言うのは

「全室空室になったとしても、自分で満室にする覚悟ありますか?」

利回りが高くても低くても、賃貸経営にはリスクがあります。
私が思う、賃貸経営で失敗しない人は、「自分自身で覚悟を持って経営できる人」です。

空室があったって、金利上昇があったって、自分で改善できれば何とかなります。
「業者に騙された」「勧めてくれたのに全然ダメだった」なんて言っているようでは、賃貸経営なんて辞めた方がよいです。

経営の責任は誰も取ってくれないのだから。

最初から上手くいく経営なんてないです。
上手くいくかは経営者としての能力次第なんです。

「経営者としての覚悟があるなら、どうぞお買いください。」

そのとき、目が泳いでないか、私はしっかり見ていますよ。

明らかに、回らない物件は、論外ですが。

まとめ

利回りが高くてもリスクはあります。
その物件がどうしても欲しいのであれば、覚悟を持ってきてください。

ABOUT ME
渡邊浩滋
大家さん専門税理士事務所、渡邊浩滋総合事務所代表。当サイトを運営する大家さん専門税理士ネットワーク「Knees(ニーズ)」代表。 自らも両親から引き継いだアパートを経営する大家であり、「全国の困っている大家さんを助けたい」という夢を叶えるべく日々奔走している。 全国でのセミナー出演、コラム執筆等多数。
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