1年目のスタッフにナメられながらも、頑張ってコラム書いてます。
以前、コンサルティングについて書いたのですが、その続きです。
コンサルタントの手法として、大きく2つあるものと思っています。
一つは、
難しいものを難しく伝えて、私達に任せれば解決できると言って、
コンサルティングするもの。
もう一つは、
難しいと思われているものを、簡単に考えてわかりやすく伝え、
コンサルティングをするもの。
イメージしづらいですね。
個人のキャッシュフロー計算の説明を例えると。
前者は、
所得金額+青色申告特別控除額+減価償却費-元本返済額-所得税・住民税
と説明するのに対し、
後者は、
実際の収入-実際の支出(固定資産税+保険料+修繕費+借入金返済+その他経費+所得税・住民税などの税金)
と説明する。
前者は、
「何か小難しい。よくわからない。じゃあ、コンサルティングをお願いしようか。」
後者は、
「何となくわかる。イメージが付きやすい。じゃあ、自分でもやってみようかな。
でもできないから、コンサルティングをお願いしようか。」
となるような気がする。
どちらがコンサルティングとして高い報酬が取れるかというと、間違いなく前者だと思う。しかし、私が目指すコンサルティングは、後者の簡単に考えて解決していくという方法。
なぜかというと、難しく考えると、人は思考停止になるから。
思考停止になると、自分で考えようとせずに、人に任せるしかなくなる。
これでコンサルタントは儲けているのかもしれない(もちろん本当に難しい問題を解決している場合もありますが)。
それは何か違うような気がする。
まずは、問題をわかりやすく、簡単に考えることによって、自分で考えるようになる。やる気を起こす。
自分でやってみて難しいところを解決に導いてあげる。
こっちの方が私の性に合っているのだ。
簡単に考えればそれほど難しくない問題を、わざわざ難しく説明する必要はないのだ。
「数字って見るだけでも嫌なんだよね」と言う人は案外多い。
でも、そこと向き合っていかないと、経営はできない。
いかに問題・課題に向き合わせるかも、コンサルティングの一つだと思う。
とにかく、私は、カタカナ用語とか、英語の略語だったりを説明されるのが好かん。
まとめ
・シンプル イズ ベスト!
・話をややこしくするコンサルには気をつけよう。
引き続き書籍の方も応援よろしくお願いします!!
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