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東京の中心で税務を叫ぶ
第3回「そもそも住民税決定通知書って何?」

こんにちは!サラリーマンの方ですとそろそろ住民税決定通知書が届く季節ですね!私もつい先日、事務所から頂きました。毎月の給与から天引き(特別徴収)される住民税が記載されてますね。

ところでこの通知書はいったいどこから来るのでしょう?いつのまにか計算されて手元に届く印象がありますよね…

そこで今回は、聞き込み調査をして探ってみることにしましょう!

事務所の経理Cさんに聞き込み

私
Cさん、住民税決定通知書はどこから来たのですか?
Cさん
Cさん
大野さんの住んでる市役所から届きましたよ
私
そうなんですね。では、市役所にいってきます!
Cさん
Cさん
えっ!ちょっと待って~!

 

市役所にて

私
市役所に給与の額を教えた記憶はないのですが…、
どうやって税額を計算したのですか?
市役所
市役所
税務署から確定申告書をもらいました。
第二表に住民税に関する事項も書いてもらいましたよね
私
なるほど、そういうことだったんですね!
(でも、待てよ?事務所のYさんは確定申告してなかったはず…)
私
確定申告していない人の給与の額はどうやって入手したのですか?
市役所
市役所
勤務先から給与支払報告書を送ってもらいました
私
給与支払報告書?では、事務所に帰ります!
市役所
市役所
・・・・・・

 

事務所にて

私
ただいま戻りました!
Cさん
Cさん
やっぱり戻ってきましたね(笑)
私
Cさん、給与支払報告書って何ですか?
Cさん
Cさん
年末調整で作成した源泉徴収票と同じことが書いてある書類で、1月末に市役所に提出しましたよ
私
なるほど、そこにYさんの給与の額が書いてあったのですね!

つまり流れは…

私
ところでCさん、この通知書は従業員の住んでる各市町村から届くのですよね?
Cさん
Cさん
そうです。市役所によって封筒の大きさはバラバラだし、紙の色もバラバラです
私
通知書の形もバラバラですか?
Cさん
Cさん
記載内容は一緒ですが、形はバラバラです。
一人ずつ個人情報が見えないように目隠ししているものもあれば、個人情報丸出しのものもありますよ

目隠しがない場合、不動産所得が書いてあると、会社に知られるかもしれないですね。これを防ぐために確定申告書の第二表の「給与所得以外の所得に係る住民税の徴収方法」を「自分で納付」を選択しておきます。こうすると不動産所得の住民税は別途、直接本人に納付書が届きます。
ただし、不動産所得が赤字で、給与所得と損益通算される場合は、住民税決定通知書に記載されます。

ちなみに、私が一般企業の経理だったときは、従業員の人数が多くて一人ひとりの所得をいちいち見てる余裕はありませんでした。とにかく給与から天引きする税額を変更する作業、通知書の配布の準備だけで精一杯でした。
ただ、当時の同僚Kさんとこんなやり取りがありました。

私
Kさん、給与天引きの件で疑問があるって何ですか?
Kさん
Kさん
昨年よりかなり住民税が多いんだけど、計算間違ってない?
私
住民税は市役所が計算したものだから間違えないはずですよ。
もしかしてKさん何か副業でもしてるんじゃないの?(笑)
Kさん
Kさん
・・・・・・

(実際にはKさんは自宅の売却益が発生して確定申告していたそうです)

まとめ

・住民税は通常、市役所が計算する

・給与所得に係る住民税は必ず特別徴収

・会社の経理はそんなに暇でない(笑)

ABOUT ME
大野晃男
大野晃男
1979年12月生まれ。 資格専門学校の簿記講師を経て税理士法人に勤務。 その後、自動車部品製造会社の経理として働く。 実家がサラリーマン大家さんだったことから、 渡邊浩滋総合事務所に興味を持ち、入所。
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