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専門家が斬る!真剣賃貸しゃべり場
【第四十回】
不動産鑑定士×一級建築士 田口 陽一が斬る!④

不動産の理論と実際~その4

皆さま、一級建築士・不動産鑑定士の田口です。

今回4回目になります。

小池知事が言いましたね。
『不動産というのは、一言で「ロケーション」と言われるわけでございます       けれども・・・』

そうですね、不動産は立地で決まるといっても過言ではないと思います!

築地の話ではありませんよ!

不動産の話。

細かい議論やテクニックはさておき、不動産ってじっくりと腰を据えた投資・      保有が基本になります。通常、不動産売買にはコストが結構かかりますからね。     売ったり買ったりは簡単ではないわけです。

不動産の投資。
最も大事なことは、立地を間違えないということ。
立地条件に納得しているのであれば、少々高くてもいいと思います。
いくら利回りが高いといっても、立地が厳しいものって、どうなんでしょうかね。

不動産って、持っているだけで、情報が集まったりします。
もちろん持っているだけで、トラブルなんかも起きることがありますが、        不動産保有により様々な「チャンス」が舞い込むことがあるわけです。

いい意味でも悪い意味でも、不動産を保有するということは、その土地建物の変動を、  受け止めるということでもあります。                        CF、情報、信用、他者との関係性・・・多くのプラスマイナスの変動を受け止め
るということですよね。

だからこそ、立地にこだわるべきなんです。

自分の一部を、そのエリアの成長性に連動させるイメージで考えてみ
て下さいね。

よく語られる不動産に関連するネガティブな情報は、あくまで日本の
「平均値」のことです。
エリアやそのエリア内での立地、ロケーションにこだわれば、ご自身の一部は平均点以上に成長することが可能です。

セミナーやネットで不動産投資を勉強し過ぎて、
わからなくなってしまったそこのあなた!!
大局を見失ってはなりません。

自分の一部である資金や時間を、そのロケーションに連動させる気持ちが持てるかどうか、
これは一つの大いなる不動産保有の基準になるはずです。

是非そんな感覚で、本質を捉えてみて下さい。

ではまた!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

ABOUT ME
田口陽一
明治大学理工学部建築学科卒業。一級建築士、不動産鑑定士、宅地建 物取引士、マンション管理士。東京建物株式会社にて、不動産鑑定評 価、都市再開発、オフィスビル売買・運営、SPCスキームを活用した 不動産事業等、理論・実務の両面から不動産業務を経験し実績を残す。 不動産ソリューションは、実践的経験が何より重要であるばかりでな く、建築・税・法務・金融・理論的評価・現実の売買等々、複合的領 域にわたることから、常に複眼思考でベストな解決策を構築している。 鑑定評価や売買のみならず、バランス重視のハイブリッドなアドバイ ザリーを得意とする。
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