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渡邊浩滋の賃貸言いたい放題
第二十八回「決算書の数字は未来を見るもの」

6月27日渡邊ゼミの第二回目を行いました。
簿記や会計に絞った4回シリーズ。
第二回目は、「損益計算書はどこを見るべきか」をテーマにお伝えしました。

毎回手探りで、ゼミで話す内容を準備をしています(^^ゞ
そのなかでも自分自身でも再認識させられることも多いのです。

あらためて思ったことは、「決算書は未来を見るべきもの」ということ。

決算書に表われている数字は、過去の数字です。
その数字を基に、税金計算して申告するという側面があるものの、本来の目的は別なのです。

税理士の仕事に、確定申告書を作成する業務がありますが、それだけをやっていると「決算書は過去の数字」になってしまうのです。
それでは、お客様にアドバイスができません。

お客様=経営者が知りたいことは、この先どうなるのかという予測。
つまり、未来の数字なのです。

経営者は、先々を予測して事前に対策を打って、改善していくことが求められます。
そのためには、現状で何が問題点なのか。どうすれば改善できるかを把握することです。

そのために決算書があると言っても過言ではありません。

例えば、

・売上毎(大家さんなら物件毎)に数字を見てみる。
・経費を経常的なものと、非経常的なものに分ける。
・経費を固定費と変動費で分けてみる。
・経費をコストと投資で分けてみる。
・昨年度の決算書との違いを見てみる。
・過去3年間の決算書を比べてみる。
・同じ業界の数字と見比べてみる。

など

決算書の見方を変えれば、いくらでも未来が見えてくるのです。

決算書を過去の数字と見るのか。
未来の数字と見るのか。

同じ数字を見ても、意識が変わると全然違うものになるのです。

次回の渡邊ゼミは7月11日(木)18:10~
『貸借対照表から何を読み取るのか?』

詳細、お申込みはこちらをご覧ください。
https://knees-ohya.com/blog/190603iitai/

まとめ

・渡邊ゼミ折り返し地点回りました!

・経営者の仕事は、先々を予測して事前に対策を打って、改善していくこと。

・決算書の数字を過去と見るのか、未来と見るのかは、意識次第!

ABOUT ME
渡邊浩滋
大家さん専門税理士事務所、渡邊浩滋総合事務所代表。当サイトを運営する大家さん専門税理士ネットワーク「Knees(ニーズ)」代表。 自らも両親から引き継いだアパートを経営する大家であり、「全国の困っている大家さんを助けたい」という夢を叶えるべく日々奔走している。 全国でのセミナー出演、コラム執筆等多数。
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