『代々の資産家が知るべき資産保全の考え方』
こんにちは。ファイナンシャルプランナーの駒崎竜より、お届けいたします。
「資産」・「人生の夢とお金」・「懸念事項」・「夢と懸念への対応策」につ
いて情報提供をしています。
今週は、「人生の夢とお金」について考えてみましょう。
2.人生の夢とお金
【① 金銭で実現可能な夢】
夢や人生の目的を明確にし、そのゴールから逆算して、何を、いつまでにどの程度まで達成させるのか、人生の重要な目標に対してマイルストーンを設定することは、夢の実現に おいて必要不可欠なプロセスです。
資産の保全や資産価値の増大は、このような目標を実現するための手段にしかすぎませんが、その目標に向って行動をすることで、日々の生活に幸福感が生まれてきます。
例えば、
●老後も現役世代同様の豊かな生活を維持したい。
●好きな車でドライブやスポーツをしに行きたい。
●豪華客船で旅行に行きたい。
●子どもの結婚費用や孫の教育費用などを支援したい。
●自宅をバリアフリー化したい。
●老人ホームの入所をする時には、快適な生活を送りたい。
セカンドライフは、自由な時間が増える分、出て行くお金も増えるという現実がありますが、目標を定めて早く行動に移すことで、金銭で実現可能な夢になります。
また、夢を追いかけるプロセス自体が、人生において幸福感を見出す役割を果たします。
【② お金の効用と限界】
お金は所詮、人生をより良くするための手段であって、目的ではありません。
まずこの本質をしっかりと捉えることが大切です。ですから、お金を稼ぐための人生 ではなく、何かを成し遂げるためにお金の力を利用します。
そして、代々の資産家の方が人生をお金と正しく付き合っていくためには、お金の得意な 分野と不得意な分野をよく知っておかなければなりません。
お金の得意な分野は3つあります。
1.必要なものを買う力
2.他人を支援する力
3.他人の時間を買う力(自分の時間を作る力)
そして、お金の不得意な分野も3つあります。
1.愛情や友情を育む
2.健康増進
3.仕事がもたらす達成感や人からの評価
お金の得意、不得意の両面を知ることで、お金が持つ力の限界を知ることができます。
お金で買えないものは、いずれも人生の目的や意義につながる重要なものばかりです。
代々の資産家は、資産を承継するだけでなく、家族の繁栄や後世にわたる事業の成長も視野に入れなければならないでしょう。
そのため、資産の保全を考える上では、「夢や希望」、「理想の暮らし」を上位概念として考える必要があります。
夢や希望はありますか?
貴方にとって理想の暮らしとは?