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森広忠の名古屋大家道
第二十三回「大家さんの相談で驚いたこと③オーナー様・相談者の方の高齢化」

先月JAオーナー会のバス研修旅行に参加してきました。

向かった先は、名古屋市の南、中部国際空港もある常滑市です。
常滑市では、陶器製品が、常滑焼という名称で盛んに作られていました。
今回は、常滑市にある株式会社リクシル(LIXIL) 榎戸(えのきど)工場を訪問させていただき、トイレや洗面化粧台を製造する工程を見学させていただきました。
INAX(イナックス)というロゴを、皆さんもトイレで目にしたことがあるのではないでしょうか。


〔工場入口のINAX(イナックス)のロゴ〕


〔よく見ると一つ一つが小さな便器になっています〕


〔SATISという製品にスワロフスキー社の小さな輝きをデコレーションしたもの〕

さて、JAオーナー会というのは、○○○農協の組合員で不動産賃貸業をやっている人が入れる会です。
今回バス研修旅行に参加された皆さんはオーナーさんか、その家族の方なのですが、驚いたのはその高齢率です。

数人の方に実際に年齢をお聞きすることができたのですが、副会長さんが83歳、78歳で、会長さんは病気で入院中とのことでした。
参加者の中では、とびぬけて私(43歳)は若く、一番近い方でも20歳以上は上だと思われました。

ここの皆さんがオーナーさんで、大家さんの事業承継をしなければならないと考えると、
うまく承継できる方が何%いるのか?

また
客観的なアドバイザーがついている方が何%いるのか?
と素直に思いました。

私が税金相談を受けている中でも、高齢の方の相談を受けることは多いです。

我々Knees beeではそういった方を「地主の初代・賃貸創業者」様としています。

親が子に対し良かれと思い、相続対策で賃貸物件を建てることはよくあることです。

しかし、その後のお子さんお孫さんへの事業教育というか、承継対策が取られていないとせっかくの物件が『宝の持ち腐れ』になってしまう場合があります。

高齢オーナー様・大家さんがお元気なうちに客観的なアドバイザーの一人として、我々の様な大家さん専門税理士を頼っていただけると、その後も安心かと思います。

まとめ

・大家さんの高齢化率は高まっている

・高齢大家さんの事業承継対策や次世代への教育は急務である

・承継に寄り添える客観的なアドバイザーの選択肢として、大家さん専門税理士はいかがでしょうか

ABOUT ME
森広忠
名古屋市出身、名古屋経済大学大学院卒業後、2008(平成20)年シンプルタックス森会計【森広忠税理士事務所】設立。税理士として、個人事業・中小企業の顧問を行う。実家が古くからある地主で、不動産賃貸業をアパート、貸倉庫、貸地、貸家、月極駐車場で営んだ経験あり。 顧問先に不動産賃貸業者が多く、不動産・不動産管理会社を利用した所得税・法人税・相続税の節税相談の経験が多くある。
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