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森広忠の名古屋大家道 第三十八回
『地主さんのための賃貸経営術⑤―お金の大切さ1―』

7月に入りましたが、梅雨のジメジメした気候にへばり気味の森です。
6月の名古屋市は気温30度を超えた真夏日が15日間もありました。
過去最高の日数だそうです・・・。なんか7・8月が恐ろしいです。

今回から、前回までの意識改革から変わって、
地主さん大家さんのための『お金の大切さ』について書いていきます。

大家さん専門税理士ネットワークKnees beeのリーダー渡邊浩滋先生は、
『不動産賃貸業は右肩下がりのビジネス』
『税金を払ってでも手残り(お金)を残す大切さ』
を常に語ってみえます。

渡邊先生の話は、大変共感する言葉だと私は思っています。

さて、手残り、お金とありましたが、私自身は
手残り=お金=預金残高
だと思っております。

そもそも、お金とは何でしょうか?

私は昔、習ったのですが、『お金とは交換価値』のことを言うそうです。

大昔、お金のない時代、人は物と物とを交換して暮らしていました。

肉を取った人が魚と交換を、木の実を取った人が、布と交換を、という暮らしです。しかし、何か品物があっても、同じ価値のものを用意できないと交換ができませんでした。

それを解決するためにできたのが、お金です。

肉とその肉と同じ価値のお金で一旦交換し、そのお金であとから魚と交換すれば、
蓄えたり、交換する時期をずらしたりすることができました。

ですので、お金は価値のあるものと交換できるというのがお金の本質になります。

お金があれば、いろいろなものと交換することができます。
お金がなければ、交換はできません。

お金を生み出す方法を知っているということは、
価値を生み出す方法を知っていることです。

手残り=お金=預金残高が、たっぷりあるということは、
いろいろなものに交換できる資源がたっぷりあるということになります。

手残り=お金=預金残高が、ないということは、
交換できる資源がないということになります。

地主さん・大家さんは、お金持ち・資産家とみられることもありますが、
土地・アパート・マンションはあっても、
手残り=お金=預金残高がない場合があります。

さて、なぜ、お金が大切なのでしょうか?

答えは、いろいろあります。
次回から、次の各視点から事例を交えて説明していきたいと思います。

・相続税の納税資金
・建替え・取壊し資金
・不測の事態に備えるため
・銀行評価のため
・・・・・・etc

よろしくお願いします。

まとめ

・お金とは交換できる価値があることをいいます。
・お金があればいろいろなものと交換することができます。
 

・お金を生み出す方法を知っているということは、価値を生み出す方法を知っていることになります。

ABOUT ME
森広忠
名古屋市出身、名古屋経済大学大学院卒業後、2008(平成20)年シンプルタックス森会計【森広忠税理士事務所】設立。税理士として、個人事業・中小企業の顧問を行う。実家が古くからある地主で、不動産賃貸業をアパート、貸倉庫、貸地、貸家、月極駐車場で営んだ経験あり。 顧問先に不動産賃貸業者が多く、不動産・不動産管理会社を利用した所得税・法人税・相続税の節税相談の経験が多くある。
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