長期的な計画を立てて実行することを苦手とする人は多いです。
例えば、3ヶ月後に資格の試験があるとしても、ついつい勉強せずにゲームをしてしまうなど・・・
でもこれは、人に備わる無意識の選択なのです。
現在志向バイアスってご存知ですか?
行動経済学で、未来の大きな利益の可能性よりも、目の前にある小さな利益の現実を重視してしまう心理傾向を言います。
そもそも現在志向バイアスによって、目の前の利益や快楽を選択してしまう傾向にあるのです。
人はもともと未来を考えることが苦手なことにあるようです。
未来という概念は割と最近のことなのです。
例えば原始時代であれば、生きていくために今を重視した判断が必要になるのです。
つまり、余裕がない時代には未来なんて考えないのです。
未来というのは、安全に暮らせるようになったから考えるようになった概念なのです。
経済の発展に、人の進化が追いついておらず、未来を考えることが苦手のままということなのです。
これは節税でも同じです。
節税目的で不動産投資をしてしまうことはよくあります。
購入した当初は節税ができるけれど、数年後に売却しようとしたら値下がっていて損をしてしまう。
節税になるからとコインランドリー経営に投資をして節税になっているけれど、そもそも儲かってなく赤字続きになっている。
消費税還付を受けたいがためにリスクの高い手法を実行してしまい、後から税務署から否認される。
これらは全て先のことを予測していない、もしくは、先の損失を少なく見積もっているからなのです。
これに対してどう対策すればよいか。
私は、事業計画を立てることだと思います。将来の数字を予測することです。
数字は感情、バイアスを排除してくれます。
間違った判断をしないためにも事業計画は大事なのです。
不動産投資は大きな投資だからこそ、私は事業計画作成のお手伝いをしているのです。
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まとめ
・人は未来を想像するのが苦手!
・現在志向バイアスによって節税で失敗する人は多い!
・現在志向バイアスにかからないためには事業計画を作ること!