私の履歴書③
渡邊浩滋総合事務所の10周年の節目として自分自身のことを振り返っています。
担任の存在
大学進路希望で、法律を勉強したい気持ちが抑えられず、第三希望に夜間の法学部と書いたのです。
自分の成績では、昼間の法学部は無理だと決めつけていたので、夜間の希望でした。
それを担任の先生は、全て見透かしていたのです。
「法律を勉強したい」なんて誰にも言ったことはありません。
自分の心のうちに留めていたことでした。
ある日、先生が自宅に電話をかけてくれたのです。
そんなことは初めてだったので、
「何かやらかした?」としか考えられず、「何を怒られるのだろう・・・」ドキドキして電話に出ました。
すると電話口から先生の意外な一言が発せられました。
一瞬何を言われているか理解に時間がかかりました。
担任からの後押し
「お前、法学部に行きたいのか?」
「・・・はい。行きたいです。」
「わかった。俺が行かせてやる。」
たった2言で電話が終わりました。
自分が法学部に行きたいと思って、第三希望に、しかも夜間と希望したにもかかわらず、
昼間の法学部に行かせてやると言ってくれたのです。
私はどの先生とも親しくする生徒ではなかったのです。
自分の悩みなんかを先生に相談したことはありません。
しかし、相談してなくてもこの担任だけはしっかり見ていてくれていたのだと思います。
法学部に行けるんだという嬉しさと、本当に行けるのだろうかという不安で数日過ごしていました。
人生の転機
その後、正式に(昼間の)法学部への推薦が決まったのです。
私の人生が変わった日でした。
もし、あのとき担任が電話をくれていなかったら・・・
もし、あのとき担任が自分の第三希望に気をかけてくれなかったら・・・
もし、あのとき法学部希望を書いていなかったら・・・
偶然に偶然を重ねて、人生が作られている。
そう実感しました。
そして、その人生を大事に生きようとも思ったのです。
続く。
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