渡邊浩滋の賃貸言いたい放題 第八十回
私の履歴書⑫~司法書士合格後の進路~
渡邊浩滋総合事務所の10周年の節目として自分自身のことを振り返っています。
進路をどうやって決めたか
司法書士合格後の進路について考えていました。
一般的には、司法書士事務所で修行して、何年か後に独立。
私もそんなイメージを持っていました。
今では司法書士法人として大きくやっているところもありますが、当時の司法書士事務所は、5人未満のところがほとんどでした。
このまま狭い世界で生きていくことになってよいのだろうか。
司法書士で独立といっても本当に上手くいくのだろうか。
当時でも、司法書士の独立は難しいと言われていました。
司法書士は不動産会社さんや銀行からお仕事をもらうことが一般的です。
しかし、すでに司法書士事務所との長い繋がりがあるところがほとんどで、新規参入が難しいのです。
何か特徴や武器がないといけない。
漠然と思っていました。
社会を知るために
そもそも社会というものがわかっていないまま司法書士になることが不安だったのです。
20歳そこそこの若者が狭い世界で、「先生」と呼ばれていくことが、自分の成長を止めてしまうのではないか。
まずは社会というものを知らないといけないのではないか。
せっかく新卒で会社に入れるのであれば、一度就職して働いてみるのがよいのではないか。
何度も自問自答した結果、
一般企業に就職しよう。
決意は固まりました。
しかし、司法書士合格発表があったのは大学4年生の11月。
そこから就職活動といっても遅い気もします。
就職浪人も考えましたが、まずはやってみようということで、東京ビッグサイトで開催されている就職合同説明会に行ってみました。
時期も時期なので、出展企業は閑散としていました。
司法書士なら金融系かなと思っていましたが、銀行系は皆無。
消費者金融と先物取引の企業しかありませんでした。
話だけ聞きにいったつもりが、トントン拍子に進み、なぜか2社の内定をもらったのです。
(続く)
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