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専門家が斬る!真剣賃貸しゃべり場
【第307回】
保険×不動産マイスター津曲(つまがり)が贈る    大家さんのリスクとは?その①

~大家さんのリスクとは?~ 

今月号は、保険×不動産マイスター 津曲(つまがり) 巖(いわお)より、
お届けいたします。

ウクライナ情勢も刻一刻と深刻さを増しています。
犠牲になられた方々の衷心
廻向と戦禍の早期鎮静を祈りつつ今月号を送らせていただきます。

拝読いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

●すべての大家さんに迫り来る?!「リスク」

コロナ禍、周辺環境も一変しています。

特に、飲食店やオフィス賃貸の大家さんには努力しても
補えないような収入減を体験、
中には泣く泣く手放すなどの「大手術」を経験された方々も多くいらっしゃいます。

多くの大家さんにとって他人事ではありません。

今号は、すべての大家さんに迫りくる「リスク」について、「内側」から
1.物件(身体)
2.収支(血流)
について、足元を固めてまいりましょう。

●所有する不動産の「健康診断」をしていますか?

不動産も人体と同じです。
我々が毎年、人間ドック(健康診断)を受けて、
悪いところの早期発見に努めるように、
所有する不動産の「健康診断」をしましょう。
それが「寿命」を伸ばすこと、出費(余計な支出)を
「減らす」最適な方法です。

具体的には、
1.建物本体の「建物診断」(いわゆる「建物診断」もこれにあたります)
2.年間収支の把握
3.特別な支出の有無
(大家さんの道しるべには専門家がおりますので、お気軽にお声がけください)

まず、この「3つの視点」から見てみましょう。

建物本体、特に普段目にすることの少ない「床下」、
「屋上(屋根)」、「外壁(外回り」は入念に行いましょう。
また、「水回り」等インフラの検証も欠かせません。
専門家に依頼することも必須ですね。

そして、もし不具合が発見されたら「費用対効果」の検証が不可欠です。

1.どの程度の費用が掛かるのか
2.費用を掛けてどれだけの収益が見込めるか(現状維持なのか、収益増なのか)
3.支出をカバーするのにどの程度の年数(月数)がかかるのか

しっかりと一覧表にするなど「見える化」して把握することも大切です。
「見える化」することは、つぎの健康診断はもちろん、
次代に引き継ぐ場合にも大いに
役立ちますので是非、行ってください

次号は、「お金(血流)」の面から、ひも解いてまいります。

 

ABOUT ME
津曲巖
大手不動産会社にて相続・資産形成コンサルティング営業、管理職を歴任。都内を中心に数多くの土地有効活用、相続対策、資産の組み換え、買い換え等のコンサルティングを手掛ける。 ヘッドハンティングにより外資系金融機関に転身、不動産・保険を中心にFPコンサルタントとして 活躍。2002年独立系FP事務所設立。 不動産・金融機関での経験を活かし、上場企業、官公庁等での社員研修、マネー・ライフプランセミナー講師として、また、後進の育成にと全国で活躍中。 TVのCMでも有名なスーモカウンターや日本FP協会等でのFP相談ほか、企業の財務・営業コンサルティングも精力的に行っている。
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