東京都、新築一戸建てに太陽光発電パネルの設置義務化
こんにちは。一級建築士の遠田(エンダ)です。
前回は東京都における太陽光発電パネルの
設置義務化の趣旨についてふれさせていただきました。
今回は中間案の詳細についてふれていきたいと思います。
◆東京都 太陽光発電パネルの設置義務化 中間案
1.制度の対象
『分譲又は注文住宅を供給するハウスメーカー等の事業者』かつ
『年間の都内供給延床面積の合計2万㎡以上』
※都内大手住宅メーカー約50社が対象の見込み、
都内年間着工4.5万件のうち半数程度
※個人(個別の建物ごと)への義務付けではなく、
一定規模以上の事業者が対象
2.義務の考え方
『事業者単位で総量として設定』
『区域ごとに設置可能率を設定』
『初期費用を軽減するリース等も義務履行の対象』
※日当たり確保、日影規制等の影響も考慮
◆東京都 太陽光発電パネルの設置義務化に関する支援策
・不動産取得税を最大全額減免
・省エネ性能の高い窓、ドアへの改修、蓄電池、V2Hに対して補助
・太陽光発電パネルの設置への補助
太陽光発電パネルの設置義務化における中間案を簡単に
まとめさせていただきました。
EUでは2029年までに全ての新築住宅において太陽光義務化を進めております。
世界では脱炭素に向けた取り組みが急速に進んでおり、
この数年で目まぐるしい変化が起こるものと思われます。
次回は、東京都以外の取り組みについてもふれていきたいと思います。
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