森広忠の名古屋大家道 第50回コラム
名古屋人的!大家さんのための歴史!戦国武将編『織田信長』
私は歴史が大好きです。
中学の3年間に書いた読書感想文は「徳川家康」「項羽と劉邦」「諸葛亮孔明」でした(笑)。
旅行で歴史の舞台を訪れるのも好きで、大航海時代が好きだったのでポルトガルのリスボンまで行ったり、アメリカの近代史が好きで、アトランタのキング牧師のお墓まで行ったりしていました。
今年に入ってからも上杉謙信と武田信玄が戦った川中島の古戦場や「大河ドラマ 真田丸」で大泉洋さんが演じた真田信之の築いた松代城(旧名:海津城)を見てきました。
超有名武将「織田信長」から学ぶ賃貸経営
今回からコラム『大家さんのための歴史』として、戦国時代(西暦1467年から1615年の間)の武将のとった行動から歴史を学んでいただければと思います。
初回は私の地元、尾張で生まれた『織田信長』です。
さすがに歴史に興味がない方でも『織田信長』の名前は、聞いたことがあるのではないでしょうか?
小説・ゲーム・漫画・アニメ・ドラマなどいろいろな題材に使われている、『織田信長』は決断力と鉄砲を用いた戦術で戦国時代を終結に導いていった戦国武将です。
「人間50年、化天のうちをくらぶれば、夢幻の如くなり一度生を得て、滅せぬもののあるべきか」と敦盛を舞い、
桶狭間の戦いに挑んでいった話や、本能寺の変で、明智光秀に打たれた話は知っている方も多いのではないでしょうか。
桶狭間の戦いは私の名古屋市南区の事務所から車で30分も行かない範囲で戦われた合戦になります。(はっきりした位置はわかっていない)
この合戦は、1560年に静岡・浜松方面から名古屋方面へやってくる三河・静岡の有力戦国武将である『今川義元』の10倍以上の軍勢を、狭い地形の桶狭間という場所で、『織田信長』が少ない兵力で奇襲して、勝った戦いになります。
圧倒的不利な状況で見出す活路
「生きるか死ぬかわからない、しかも、敵は十倍以上」
そんな中、①いろいろな情報を収集した上で、②犠牲を払い、③決断を下して
勝った戦いになります。
① 情報には、今川側の兵力・どの道を通るか・いつ義元は通るかなど。
② 犠牲は、今川側の先発部隊と戦った鷲津砦など砦の死者たちや、戦に負けることでの自身や味方らの死が。
③ 決断には、戦うか・逃げるか・降伏するか、の3つの選択肢から戦うを選び、戦うにも城に立てこもって戦うか・外で戦うか。外で戦うならば、どこで戦うか
の選択肢がありました。
賃貸経営で置き換えると…?
大家業においても、戦いにはいろいろな学びがあります。
① 情報では、全国の大家さんの会などへの参加や、セミナーを受講、宅建士や賃貸経営管理士の資格にチャレンジ、不動産屋さん・仲介店さん・銀行を訪問したり、賃貸経営に関する本を読んだり、Youtubeをみたりで集めることができます。
② 犠牲では、情報を集めるため、お金も時間も気力もかかると思います。
③ 決断では、どうご自身の物件を買っていくか、建てていくか、維持していくか選択肢があり、入居者層にもどの様な属性の方を一番のお客様にしていくか、物件のキャッチフレーズや外観・内装・設備を選択していかなければいけません。
仲介店さんや管理会社さんに対しても、誰を選び・どう付き合っていくか決断しなければなりません。
『織田信長』は情報収集をなまけたでしょうか?
多分、『織田信長』は今川側が通るであろう道を探し現地を何度も歩き、
必死で情報を集めたと思います。
犠牲は惜しんだでしょうか?
多分、忍者を雇い情報を集めるためにお金を使い、味方や自身の死を恐れず、
少ない兵で命をかけて戦いに挑んだでしょう。
決断できなかったでしょうか?
多分、決断できなかったら『織田信長』は城で死んでいました。
または、逃げたり・降伏したり・味方に殺されるなりして、
歴史に名前は残らなかったと思います。
大家さんも同じことです。
大家業で成功するという目的があれば、
犠牲を恐れず、
正確な情報を集め、
決断を下していかれると
よろしいと思います。
【清州城にある織田信長の絵:先日行って撮ってきました】
まとめ
・歴史からは、いろいろなことが学べます
・歴史上の人物の実際に起こした行動からは、現代を生き抜くヒントがあります
・①情報②犠牲③決断の3つで『織田信長』は桶狭間の戦いに勝利した。大家業においても目的を達成するには同じ行動を学ぶことができる
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