コラム:小作大和の諦めたらそこで賃貸経営終了
不動産M&Aについて
皆さんこんちちは!
KneesBee大家財務コンサルタントの小作です。
今回は、不動産投資でも増えているM&Aについてお伝えしたいと思います。
不動産の売買というと
不動産の売買というと、
売主買主がいて基本的には不動産会社さんを通して売買の取引きをします。
金銭でやり取りするのが、一般的だと思いますが、
最近では不動産そのものをやり取りせずに、不動産を所有する会社ごと売買する
「不動産M&A」による取引きが出てきています。
買主は、その不動産を所有している会社の株式を取得することによって、
その会社の所有する物件のオーナーになるというやり方です。
通常の取引きだと不動産を取得すると、
登録免許税や不動産取得税といった税金が課されますが、
M&Aであれば実際に譲渡するのは株式なので、そ
ういった税金がかからないメリットがあります。
少なからず初期費用が抑えられるということで注目があります。
デューデリジェンスとは
また、税金面以外でもメリットとしてその会社を取引する前に
「デューデリジェンス」によって物件に関する情報を正確に入手できます。
「デューデリジェンス」とは対象の会社の価値を査定することでして、
各分野の専門家(弁護士、司法書士、税理士、行政書士等)によって色々な観点から
その会社の経営状況と価値を見定めるものになります。
例えば財務状況の貸借対照表の負債の中身や簿外債務と言われる貸借対照表に
計上されていない債務がないか?
等、買主側としては投資リスクを前もって把握することができます。
法務の分野では会社のコンプライアンスや現在結んでいる契約についても
一つ一つチェックされます。
物件購入後の買主側のリスクを軽減できることから不動産M&Aが注目されつつあります。
逆に売主側からするとその事業承継者がいなかったり、
次世代へ引き継がないということであれば現役を引退する時に会社ごと売却するという
選択もできるようになってきました。
今回は不動産M&Aについてお話しました。今後はもっと注目されていく可能性がありますので、参考にしてみてください。
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