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専門家が斬る!真剣賃貸しゃべり場
【第八回】ファイナンシャル・プランナー
駒﨑 竜が斬る!④

大家さん生活設計と資金計画④

こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの駒﨑です。
前回は、支出を毎月決算していくことをお話しました。
すごく初歩的で当たり前のことなのですが、意外とやっている方は少ないと思いますし、
そもそも面倒だし、興味がないという方が多いかもしれません。
ファイナンシャル・プランナーに相談いただくお客さまは、「貯蓄ができない」という方が多くを占め、年収500万円、年収1,000万円、年収2,000万円、年収3,000万円の方などさまざまです。
共通している問題点は、「お金をいくらまで使って良いのかわからない」という点です。
知恵袋の読者様でも、同じような悩みを抱えていらっしゃるようでしたら、今回のブログも最後までお読みいただければ幸いです。

家計簿をつけないで家計支出の把握をするカンタンな方法

前回の続きですが、家計簿をつけないで家計支出の把握をするカンタンな方法をご紹介します。
まずは、毎月口座引き落としされている生活費を、なるべく一つの銀行口座に集約することをお勧めします。そうすることで、支出の把握がしやすくなります。
そして、通帳は毎月必ず記帳をし、支出欄に書き込みをしておきます。
ネット銀行であれば、支出の内容を入力して管理できる場合もありますので、それでも大丈夫です。
次に、現金やカードでの支払いに関しては、レシートをもらうようにして、8個のポケットで管理をします。
レシートを入れるだけのポケットですので、クリアファイルでも封筒でも、なんでも大丈夫です。毎日帰宅したら、レシートを8個に仕分けして入れるだけですので、とてもカンタンです。おススメの8個はこちらです。
(賃貸事業に関連しないもの)

 

おススメ8個

1.食費
2.日用雑貨費(家事消耗品・雑貨・寝具)
3.被服費(ファッション全般)
4.趣味娯楽費(スポーツジム・温泉・ゴルフ等)
5.交際費(お酒代、冠婚葬祭費)
6.おこづかい(おやつ・タバコ・パチンコ・競馬等)
7.交通費・通信費(電車賃・コインパーキング代・タクシー代・郵送代等)
8.教育関連費(塾・習い事・セミナー)

8個に仕分けしたレシートは、1ヶ月に1回だけ、ざっくりと計算をします。
決算をする目的は、使途不明金がないように把握をするためになります。
節約目的ではないので、細かい数字は無視して、ざっくりとした集計で大丈夫です。

アメリカン・エキスプレスのビジネスカードを利用されている方は、アメックスで支払いした分は、使途が仕分けされた状態の明細書が後日届くため、レシートを保管しないで大丈夫です。(確定申告にも使用可)

「節約をせず」に家計改善ができないかを検討

次に、毎月の決算ができるようになったら、「節約をせず」に家計改善ができないかを検討していきます。
節約をすると、

〇生活が切りつめられる
〇人生の楽しみがなくなる
〇モチベーションが上がらない

など、精神的にも肉体的にも悪影響になります。また、節約するといっても実際には大きな家計改善にはなりませんので、節約をしない方法で考えます。

節約をしないで家計改善をする方法は、生活費(固定費)の見直しです。
固定費というのは、住宅費、保険料、通信費、車関係費などで、これらの費用に注目をしてみましょう。

住宅ローンを利用している場合は、他行に借換えをしたり、現在の金融機関にて条件変更ができる場合があります。ローン残高1,000万円以上、残期間10年以上、適用金利1.5%以上の場合は、借換えのメリットが出る可能性があります。

生命保険に関しては、保険の加入目的・保障の分野・必要な期間・必要な金額を保険対象者(被保険者)のサイズに合わせることです。洋服を購入するときの試着のように、サイズを合わせるイメージです。

加入目的が不明確、保障期間がライフイベントに合っていない、配偶者の保障額が大きすぎたり、足りなかったり、特約が重複していることはよくあります。
また、万一の死亡保障については、相続対策資金、遺族生活資金、債務整理資金の備えをしているにも関わらず、貯蓄目的や資産運用目的の資金も生命保険に加入されているケースがあります。
法人税の繰り延べ目的であれば良いのですが、個人の資産形成などを目的としているのであれば、生命保険ではなく、金融商品(有価証券)の方が適しています。
生命保険の積立利率が0.8%、投信積立の期待リターンが4%であれば、同じ金額を貯めるために必要な毎月の積立額が異なりますので、家計に与える影響も大きくなります。

住宅ローンや生命保険は、節約をしないで家計改善をする方法のひとつです。
個人差はありますが、節約よりも効果があり、何かを我慢しないでもできる改善方法ですので、まずは現状を確認することをお勧めいたします

 

4回にわたり、大家さんの生活設計と資金計画について情報提供をいたしました。誰にでもできることなのですが、意外と後回しにしてしまう部分でもあります。

しかし、賃貸経営も生活設計も資金計画がとても大切です。
夢や何かを成し遂げるためにも、将来を見据えることから始めてはいかがでしょうか。

ABOUT ME
駒﨑竜
駒﨑竜
エターナルファイナンシャルグループ株式会社。代表取締役 ファイナンシャルプランナー。 中古車販売会社の取締役時代に資金調達・会計・税務など年商50億円の会社経営に携わった後、大手アパート専業デベロッパーにて土地活用の経験を積み2007年に起業。FP個別相談数は1,500世帯。損保・ローン19年、生保15年、投資家経験13年、融資5年、証券・海外投資3年のキャリア。
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