不動産の本質に目を向けよう ②
不動産鑑定士・一級建築士の田口 陽一です。
皆様、いつも不動産の何に着目していますか?
利回り?立地?価格?
不動産投資家、家主の皆さま、今回の私の4回シリーズは、不動産
【第1回】数字に目を奪われていないか
【第2回】お金を増やすことに偏っていないか
【第3回】その不動産を残すことにこだわり過ぎていないか
【第4回】金融緩和と資産価格のバランスを忘れていないか
こんな切り口で考えてみましょう。
【第2回】お金を増やすことに偏っていないか
利回りばかりに気を取られていませんか?
その物件、本当に大丈夫でしょうか?
他の不動産との比較はもちろん、
そもそも現金や金などで代替できないですか?
株やその他の金融資産ではダメ?REITでもダメ?
利殖と保全のバランスにも気を配りましょう。
利回りの高い物件を購入して、お金を増やす、
そういう投資もあるでしょう。
しかし、
利回りは低いかもしれません。
が、長期的に見ても誰もが利用したいと考えるような立地条件を有する不動産であれば、
相続対策としても財産の「保存」の意義はあるかもしれません。
目下、不動産は全体的に高騰しています。
短期転売の利殖の目的なら、
この金融緩和を逆に利用するのが賢いでしょう。
一方で、
どんな不動産なら長期的にも価値を維持できる不動産なのか。
選ぶ不動産も変わってきますよね。
今、とても冷静さが求められていると思います。
慎重に、賢く、投資しましょう。
それではまた来週。
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