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専門家が斬る!真剣賃貸しゃべり場
【第二十四回】
不動産鑑定士×一級建築士 田口 陽一が斬る!④

不動産の本質に目を向けよう ④

不動産鑑定士・一級建築士の田口 陽一です。

皆様、いつも不動産の何に着目していますか?
利回り?立地?価格?

不動産投資家、家主の皆さま、今回の私の4回シリーズは、不動産の本質に目を向けてみたいと思います。

【第1回】数字に目を奪われていないか

【第2回】お金を増やすことに偏っていないか

【第3回】その不動産を残すことにこだわり過ぎていないか

【第4回】金融緩和と資産価格のバランスを忘れていないか

こんな切り口で考えてみましょう。

【第4回】金融緩和と資産価格のバランスを忘れていないか

突然ですが、モノとお金、資産とお金について、よく考えていますか?

価値と価格について考えていますか?

価値を維持できるもの、または、価値が増えるものを、
安い価格で買うのがいい買い物です。

価格が高いからいいとは限らない。

なんだ当たり前だ。

でもこれはどうですか?
お金そのものにはそもそも価値は無い。

ほんと?
そんなのうそ?

どっちでしょう。

通貨はそもそも紙切れです。
何かの裏付けがあって、それを信用して流通させているに過ぎないもの。
そもそも価格を表示する為の尺度に過ぎないという原点を忘れないように
しなければなりません。

価値と価値の交換の過程で、価値を一時保存はできますが、
お金そのものが何か実際的な価値を持っているかというと、
そうではない。

あくまでモノや資産やサービスを購買する為の紙切れに過ぎない。

こう考えると、実物資産の重要さがよくわかります。

水や空気や森林や水源地の重要さ。

農作物や田畑や牧畜の重要さ。

お金や財テク的な話についていえば、
価格や価値をトレードしながら、相対的な価値の変化を行ったり来たりしているだけだという本質に行き当たります。

言葉にするとなかなか表現が難しい。

でも最終的に行き着く先はお金を増やすことではなくて、
何か別の本質的な価値を持つ何かを購買する為に、お金を増やそうと
皆がもがいている、ということに思い当たります。

今、大規模な金融緩和で何が起きているかと言えば、簡単に言えば、
通貨の相対的価値が低下しているわけです。

不動産については、以下を見極めましょう。

単に値札に書いてある価格が上がっている不動産なのか。
そうではなく、再開発や人口増加などで価値そのものがUPしている不動産なのか。

同じ値上がりでも、前者と後者では大違いですよ。

情報が多すぎる現代。
正解は案外、ご自身の頭の中にあるのだと思います。

以上4回、ちょっと哲学みたいなメルマガでしたが、
皆さまの投資や不動産管理の一助となれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

ABOUT ME
田口陽一
田口陽一
明治大学理工学部建築学科卒業。一級建築士、不動産鑑定士、宅地建 物取引士、マンション管理士。東京建物株式会社にて、不動産鑑定評 価、都市再開発、オフィスビル売買・運営、SPCスキームを活用した 不動産事業等、理論・実務の両面から不動産業務を経験し実績を残す。 不動産ソリューションは、実践的経験が何より重要であるばかりでな く、建築・税・法務・金融・理論的評価・現実の売買等々、複合的領 域にわたることから、常に複眼思考でベストな解決策を構築している。 鑑定評価や売買のみならず、バランス重視のハイブリッドなアドバイ ザリーを得意とする。
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