廣田が語る!効果的な空室対策
~入居者が決まらない理由って?~ その3
こんにちは。廣田です。
空室に入居者が決まらない2つの理由についてそれぞれ考えてみましょう。
●物件の価値
物件の価値を決める要素としては、家賃(管理費、初期費用も含む)、サービス(入居条件、管理状況)設備、建物(構造、間取り)、立地があります。
この要素のなかで、立地は改善することが困難です。建物、設備を改善するには、多額の費用がかかることが多いと思います。一方、サービスは比較的低予算での改善が可能です。
家賃に関する改善は、費用は掛かりませんが、入居決定後の収支に影響します。
また、家賃はお客様がお部屋を選ぶ際にも特に重要な要素だと思います。
ここで考える物件の価値とは、お客様が感じる価値で、大家さんの考えている価値とは必ずしも一致しません。
大家さんが、「100万円かけてリフォームしたので価値がある」と思っても、その物件がお客様にとって魅力的かどうかがポイントです。逆に、駅まで徒歩20分以上の物件であっても、電車をあまり利用しないお客様にとっては、その立地でも問題ないと思います。
●情報の伝達
お客様が入居申込みをするまでの行動を考えてみましょう。
お客様が、入居申込みをするまでのステップは次の4つです。
① 物件情報を認識する
② 問合せをする
③ 内見する
④ 入居申込み
ほどんどのケースで①~④のステップを経過して申込みをします。なんらかの形でお客様が自分の物件の情報を認識しないと入居申込みにはなりません。
それでは、お客様は、物件情報をどこから入手しているのでしょうか?
2014年の調査データですが、※
部屋探しの時の利用情報源のベスト3は
1位 PCサイト 49.2%
2位 スマートフォンサイト・アプリ 29.9%
3位 不動産会社を訪問 28.7%
(複数回答)
となっています。ネット上の広告をPCやスマートフォンなどで入手するか、不動
産会社を訪問するお客様が多いようです。
※出典 2014年度賃貸契約者にみる部屋探しの実態調査リクルート住まいカンパニー
http://www.recruit-sumai.co.jp/data/150713_chintaireserch_east-2.pdf
お客様の情報源である、ネット上の広告がどうなっているのか、また、不動産会社でどのよう物件の情報が扱われているか、物件情報の伝達を考える上でのポイントになります。
次回もお楽しみに!