不動産の理論と実際~その2
不動産鑑定士・一級建築士の田口 陽一です。
不動産の理論と実際・・・
理論ばかりじゃ現実世界の解答は得られない・・・
今回2回目。
不動産評価と実際。
こんなテーマで考えてみたいと思います。
よく路線価の1.25倍が時価であると言いますよね。
それって本当?
いつでも本当とは限りませんよ。
すごく景気が低迷している時だったらどうでしょうか?
路線価ってそんなにタイムリーに下がるものではありません。
でも時価はタイムリーに下がります。
規模や形状によって路線価なんて関係ない評価になる土地だって ありますね。
収益物件なら、あまり路線価って関係ないかも。
そもそも、境界確認などは終わっていますか?
境界決まっていない土地は相場とは関係なく、売れないかもしれませんよ。
売れなくても、相続の時の評価は高いかも・・・
ちょっと思いつくだけも、結構理論と現実は違うな~と思います。
皆様はまさに当事者。
是非臨場感をもって現実の不動産の世界を検証してみてください!
ではまた次回。
ABOUT ME