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東京の中心で税務を叫ぶ
第13回 「そもそもポイント還元って何?」

こんにちは!
今回は消費税改正にともなって導入されたポイント還元制度についてお話したいと思います。

突然ですがクイズです!
消費税の税率(%)は、現在、何種類あるでしょうか?

当然…
10%(標準税率)8%(軽減税率)の2種類ですよね!?

ところが、巷では5種類ある!と騒がれています。

具体的には…
①10% ②8% ③6% ④5% ⑤3% です!

その理由はポイント還元制度にあります。

ポイント還元制度とは、対象のお店で、キャッシュレス決済で買い物をすると、5%または2%のポイント還元を受けられる制度です。

対象のお店については、経済産業省のHPで下記のように説明されています。

キャッシュレス決済とは下記です。

ではポイント還元を加味して実質的な税率を考えてみましょう。

現金で支払った場合
10%(標準税率)…①
8%(軽減税率)…②

キャッシュレスで2%還元のお店(コンビニなど)
➡10%(標準税率)-2%=8%…②
➡8%(軽減税率)-2%=6%…③

キャッシュレスで5%還元のお店(中小規模のお店)
➡10%(標準税率)-5%=5%…④
➡8%(軽減税率)-5%=3%…⑤

たしかに5種類ありましたね!
ただし、ポイント還元は期間限定(2020年6月30日まで)ですのでご注意ください!

実際に、近所のコンビニでパスモで買い物してみました。
(パスモは事前の登録が必要です)

コンビニなので2%還元「キャッシュレス還元 ¥6」と記載されていますが、後からポイントが付与されるのではなく、その場で値引きされていました!
還元方法もカードの種類やお店によって異なりますのでご注意ください。

まとめ

・ポイント還元も複雑怪奇。詳しくはhttps://cashless.go.jp/

・期間限定(2020年6月30日まで)

ABOUT ME
大野晃男
1979年12月生まれ。 資格専門学校の簿記講師を経て税理士法人に勤務。 その後、自動車部品製造会社の経理として働く。 実家がサラリーマン大家さんだったことから、 渡邊浩滋総合事務所に興味を持ち、入所。
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