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東京の中心で税務を叫ぶ
第37回 「そもそも修繕積立金って何?」

こんにちは!
今回は修繕積立金についてお話したいと思います。
修繕積立金はその名の通り、修繕のためにお金を積み立てることですが、
貯金をしているだけなので、通常は経費とはなりません。

しかし、個人事業主の場合、修繕積立金を経費として積み立てる方法が1つあります。
それは「小規模企業共済」に加入することです!

小規模企業共済とは?

小規模企業共済とは、個人事業主または会社の役員が事業を廃止した場合や
役員を退職した場合などに、掛け金に応じた共済金を受け取れる退職金制度です。

小規模企業共済の特徴は?

特徴は…
【支払時】掛金が全額所得控除(最大月7万円、年84万円)
【受取時】支払事由によって、一時所得、退職所得・雑所得
【死亡時】死亡退職金として相続税課税
生命保険金とは別枠で非課税枠あり(500万円×法定相続人の数)

支払時に全額所得控除となり、所得を減らすことができますので、
言ってみれば経費を計上しているのと同じ効果となります。
ただし、手元のキャッシュが減るので注意が必要です。

小規模企業共済のポイント

ポイントは…

・年齢制限なし
・個人の大家さんは事業的規模が必要(5棟10室以上所有)
・サラリーマン大家さんは加入できない
・法人の役員なら加入資格あり
(サラリーマンでも自分の資産管理法人の役員をしていれば加入できる)
・1年間の前払いが可能(全額所得控除)

まとめ

① 小規模企業共済なら経費と同じ効果が得られる

② 節税にはなりますが、毎年手元のキャッシュが減るので長期的な視点で検討が必要

ABOUT ME
大野晃男
1979年12月生まれ。 資格専門学校の簿記講師を経て税理士法人に勤務。 その後、自動車部品製造会社の経理として働く。 実家がサラリーマン大家さんだったことから、 渡邊浩滋総合事務所に興味を持ち、入所。
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