ブログ

専門家が斬る!真剣賃貸しゃべり場
【第104回】一級建築士 遠田 将徳が斬る!①

『建築基準法改正』

こんにちは。一級建築士の遠田(エンダ)です。

今月は『建築基準法改正』について、情報提供する予定でしたが、
今年の台風被害をうけて1回目は【建物診断】について
ご紹介したいと思います。

1回目:【建物診断】受けてみてはいかがでしょうか。
2回目:【最近の基準法改正】総ざらい
3回目:【法改正 ピックアップ-1】
①田園住居地域
②宅配ボックス設置部分、容積率不算入
③低層住居専用地域内でコンビニ建築が可能
4回目:【法改正 ピックアップ-2】
①界壁と防火上主要な間仕切壁が緩和
②重層長屋の規制強化
③準防火地域の『建ぺい率+10%緩和』

【建物診断】受けてみてはいかがでしょうか?

今年も台風による大規模な被害が発生してしまいました。
このような豪雨・暴風は異常ではなく、いつでも起きうる状態にあるといわれています。
今年はゴルフ練習場の『支柱・屋根の倒壊』が続きました。
お付き合いのあるゴルフ練習場でもこのような被害を受けてしまいました。

〈屋根の転倒〉

 

その影響もあり、多くの方から現場の調査依頼が増えております。
現場の状況を少しご紹介したいと思います。

〈屋外水栓周辺の腐食〉               〈ブロック塀の破損〉

 

〈破風の破損〉                  〈屋外階段の腐食〉

〈雨漏りによる、屋根裏確認〉

 

 

このような状況を意外と見逃していませんでしょうか。
破損の原因の大半はメンテナンス不足です。
建築士として、見えている部分の劣化・破損の再認識、
見えない部分の劣化・破損状況の確認をさせて頂いています。

皆様は定期的に身体の健康診断を受けられておりますでしょうか。
ご所有物件、ご自宅も大きな事故が起こらないよう定期的な
メンテナンスが必要です。
一度、建物診断を受けてみてはいかがでしょうか。

次回の配信では、【最近の基準法改正】総ざらいをテーマにご紹介します。

ABOUT ME
遠田将徳
株式会社ウィル建築設計 顧問/武蔵工業大学工学部建築学科卒業。一級建築士、色彩検定二級。 ハウスメーカーにて、モデルハウスの企画設計・デザインコードの作成、戸建分譲のランドスケープデザインを経て、賃貸住宅の設計を経験。戸建住宅・賃貸住宅の新築、リフォームの見積り、外構工事と幅広く手掛け、許認可業務、実施設計、デザイン、コーディネートまで、建築に関わる様々な目線からの適切なアドバイスを得意とする。
さらに詳しく知りたい方へ