渡邊浩滋の賃貸言いたい放題 第七十九回
私の履歴書⑪～司法書士合格。合格したら人生バラ色？～
渡邊浩滋総合事務所の10周年の節目として自分自身のことを振り返っています。
司法書士試験を終えて
２回目の司法書士試験は全く手応えなく終わりました。
「あれだけ頑張ったのに・・・」
という悔しさから、試験から遠ざかるようにしていました。
何とかモチベーションを維持しようと、行政書士の勉強を始めましたが、全く身が入りません。
友だちは、ほとんど就職の内定をもらって悠々自適な生活を送っています。
今後の不安から焦る一方での合格発表。
「ダメでも次はいける」と思いながら、合格発表の掲示板を見ました。
「番号がある！」
間違いでないか、何度も、何度も、見返しました。
本当に受かっているか半信半疑だったのを覚えています。
家に帰ると、速達で、合格通知書が届いていたので、そこでようやく合格を実感できました。
「信じられない。努力は報われた。」
合格をしてみると…
今まで一心不乱に勉強してきました。
自分の声を忘れるくらい没頭してきたのです。
「合格したら人生が変わる。目の前が明るく開ける！」と自分に言い聞かせながら耐えてきたのです。
合格してどうだったのか？
結果として、合格しても何も、何一つ変わらなかったのです。
あたり前でしたが、合格していない昨日と合格した今日では何も変わらなかったのです。
これは後に税理士試験に合格したときも同じでした。
試験に受かっても人生変わらないことに気がつきました。
この気付きは私の人生にとって非常に大きかったと思います。
これからどう生きるか。
これしか人生変わらないのです。
司法書士としてどういう道に進んでいくか、真剣に考えようと思ったのです。
（続く）
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