渡邊浩滋の賃貸言いたい放題 第113回
私の履歴書㊴~不動産の売却に歯止めを!地主のDNA~
渡邊浩滋総合事務所の10周年の節目として自分自信のことを振り返っています。
2021年12月4日に丸10年を迎えました。
10年やってこられたのも、支えてくださった皆様、スタッフのお陰です。
今後ともよろしくお願いいたします。
実は家が貧乏だったなんて・・・
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通帳を見ながら、家賃収入などの入ってくる金額と出て行く金額を比べてみたのです。
ほぼ同じ金額です。
入ってくる家賃収入と同じくらいの金額が出ていっているのです。
賃貸経営ってこんなにお金がかかるものなの?
お金の管理していた父親に聞いてみても
「税金の支払いが多いからだ」という回答でした。
なんと、今までも税金の支払いに追われて、不動産を売却してきたとのこと。
現在は5棟のアパート・マンションでしたが、以前は10棟ほどあったそうでした。
(そんなに多くの物件があったことなど露知らず、
売却していたことも全く知りませんでした)
「不動産を売却しないと、賃貸経営ってできないの?」
と疑問に持ちながらも、滞納している固定資産税を何とかしなければなりません。
自宅の裏を駐車場にしていたので、そこを売却することにしました。
すぐに不動産業者が買付を入れてきました。
これまでも土地を手放してきた過去を聞いていたこともあり、
売却することに罪悪感を覚えました。
「せっかく多くの土地を残してくれた先祖に申し訳が立たない。」
「これ以上、不動産を売却することに歯止めをかけなければならない。」
そう思ったのです。
地主ならではのDNAかもしれません。
今まで不動産に全く興味がなかったのですが、私の中の奥底に眠っていた血が騒ぎざしているのを感じることができました。
(続く)
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