渡邊浩滋の賃貸言いたい放題 第137回
2022年10月4日渡邊浩滋総合事務所は、Knees bee税理士法人に生まれ変わりました。
大家さん専門税理士として開業10周年の節目として自分自信のことを振り返っています。
2021年12月4日に丸10年を迎えました。
10年やってこられたのも、支えてくださった皆様、スタッフのお陰です。
今後ともよろしくお願いいたします。
賃貸経営は右肩下がりのビジネスモデル②
「賃貸経営は右肩下がりのビジネスモデル」
であることに気づいている大家さんは少ないと感じています。
私は何とか大家さんにこの事実を伝えなければならないと思っています。
誤解して欲しくはないですが、
私はこのビジネスモデルが悪いと言うつもりはありません。
「右肩下がりだから賃貸経営は辞めるべき」と言うつもりもありません。
この事実を理解した上で賃貸経営はやるべきなのです。
「手残りは右肩下がりと理解するところから賃貸経営は始まる」と
思っています。
借り入れをして、賃貸経営をするということは、
利息が年々減ることで、税金が上がり、
手残りが少なくなることをしっかりと理解をしなければなりません。
一方、家賃収入は、毎年下がらなくても、
上がることは余程のことがない限りありえません。
賃貸住宅が供給過剰で、なおかつ、人口減少が続いている状況では、
家賃の値上げは、到底期待できないからです。
一度下がった家賃を、部屋のリフォームやリノベーションをして、
一時的に家賃が上がったとしても、時間が経てば、やはり下がるのです。
その原理原則は変えられないのです。
しかし、そこは割り切って、
「賃貸経営は、そういうものだ」と考えた方がよいのです。
つまり、賃貸経営は、他の事業のように
年々売上や手残りが増えるものではないと。
むしろ、「手残りは右肩下がりのビジネスモデル」なのだと。
そこからキャッシュフロー改善が始まるのです。
(続く)
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