マレーシア不動産は上昇する?
~実は知られていないマレーシア不動産投資の魅力~
1. マレーシア不動産の特徴
クアラルンプールで日本人向けにエージェントをしているジャンナさんは、
マレーシア不動産の特徴を「地味」という言葉で表現しています。
大きな値上がりを期待するには向いていませんが、
一方で急激な値下がりのリスクも比較的低いのが特徴ということです。
マレーシアの不動産価格は、
過去10年間で緩やかな上昇傾向を示しています。
2010年から2020年にかけて、
住宅価格中央値は86.7%上昇し、
2022年には2010年比で93.9%の上昇を記録しました。
これは年平均で約7%の上昇率となり、
決して派手な数字ではありませんが、
着実な成長を示しています。
2. マレーシア不動産の利回り
マレーシアの不動産投資における大きな魅力の一つが、
安定した利回りです。
平均的な利回りは4.82%程度とされています。
不動産投資家さんには、
あまり魅力的な利回りではないかもしれません。
しかし、日本の不動産市場では、
物件価格が上昇しても賃料が連動して上がらないケースが多く、
結果として利回りが低下する傾向にあります。
一方、マレーシアの不動産市場では、
物件価格の上昇に伴って賃料も上昇する傾向が強く、
4%程度の利回りが維持されやすい構造となっています。
この安定した利回りは、
長期的な投資を考える投資家にとって魅力的なポイントとなっています。
3. 今後も上昇する可能性は?
マレーシアの不動産市場が
今後も上昇する可能性は十分にあると考えられます。
その主な理由として、以下の点が挙げられます。
●人口増加傾向: マレーシアの人口は現在約3,400万人ですが、
2050年には約4,170万人に増加すると予想されています。
●経済成長: マレーシアは過去数十年間、
安定した経済成長を続けており、
2023年には4.5%のGDP成長率を記録しています。
●都市化の進展: クアラルンプールやジョホールバルなどの主要都市では、
都市化の進展に伴い不動産需要が高まっています。
●外国人投資の増加: 気候がよく、災害の少ないマレーシアは
外国人投資家にとって魅力的な投資先となっており、
不動産市場への外国資本の流入が市場を押し上げる要因となる
可能性があります。
マレーシアの不動産市場は今後も緩やかな
上昇傾向を続ける可能性が高いと言えるでしょう。
しかし、「地味」な上昇であることを念頭に置き、
短期的な値上がり益を狙うよりも、
安定した賃料収入と長期的な資産価値の
上昇を目指す投資戦略が適していると考えられます。
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