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年末に向けておすすめの経費の使い方ベスト3

東京の中心で税務を叫ぶ 第140回コラム

年末に向けておすすめの経費の使い方ベスト3

大家さん
大家さん
年末に向けておすすめの経費の使い方ベスト3って何?
大野
大野
年末に向けておすすめの経費の使い方ベスト3って何?
についてお話します。

こんにちは!
今年ももうすぐ年末ですね!
そこで、今回は、年末に向けておすすめの経費の使い方を3点ご紹介します。

①設備導入で物件の価値を上げる

(例)
・防犯カメラ、宅配ボックス、Wifiの設置
・収納棚の増設
・浴室乾燥機、TVモニターフォンの設置

10万円を超える設備は固定資産計上が原則ですが、
青色申告者であれば、一個につき30万円未満の設備であれば、
全額経費計上することが可能です。
ただし、年間300万円が上限です。

②募集の強化・見直し

(例)
・物件写真の撮り直し、HPの作成
・管理会社にお歳暮を送る
・入居付けに協力してくれた仲介会社、管理会社の担当者を慰労する

③共用部分のイメージアップ

(例)
・植栽を置く
・共用部分の清掃、共用部の飾り付け など

清掃はすぐにできて費用対効果が高いと思います!
ただ、年末ギリギリに業者にお願いすると、
繁忙期で費用が高くなる可能性があるのでご注意ください。

ちなみに、経費を使っても、経費の金額分、
そのまま税金が減るわけではありません。
経費の額に税率をかけた金額が節税できることになります。
たとえば、100万円の経費を使った場合で、税率が30%のとき、節税額は、
100万円×30%=30万円です。
つまり、残りの70万円は、単に手元から現金がなくなることになります。
節税だけに注目すると、税金が減っても、
それ以上に手残りが減ってしまうことになりますので、
いくら使うかは慎重に検討しましょう。

まとめ

①経費を使う場合は、長期的な視点で、効果のあるものに使いましょう。

②経費を使った場合、節税できるのは、経費×税率分だけです。

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楽待 不動産住宅新聞でもコラム連載しています。

ABOUT ME
大野晃男
1979年12月生まれ。 資格専門学校の簿記講師を経て税理士法人に勤務。 その後、自動車部品製造会社の経理として働く。 実家がサラリーマン大家さんだったことから、 渡邊浩滋総合事務所に興味を持ち、入所。
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