購入時の取得価格の仕訳でp180(開業時の記帳)では貸方が「元入金」ですが、p205(現金・預金の移動)では貸方が「事業主借」になっております。私のケースは個人口座で借入、返済を行っていくp205 のケースなのですが、p181 に開業時は個人資金でも「元入金」とし、次年度以降は「事業主借」で記帳するとの記述があります。p180 とp205 の仕訳の違いの意図するところが理解できておりません。(漠然とですが、今期に「元入金」の科目を作っていないと、来期の期首に事業主借と事業主貸の整理ができないのではないかと思っておりますが・・。)
A
元入金勘定は、これから記帳をスタートするときに使用します。例えば、平成28年12月に賃貸物件を購入し、平成29年1月から賃貸を開し、記帳をする場合、平成29年1月時点では、すでに不動産を持っていますので、元入金勘定を使用します。記帳スタートした後に購入した場合には、事業主勘定を使用します。事業主勘定の残高は、翌年に元入金勘定に振り返られます。つまり、事業主勘定でも元入金勘定を使っても、結果は同じになります。