ブログ

法人化コストが高いとき―サブリース法人の活用

東京の中心で税務を叫ぶ 第212回コラム

大家さん
大家さん

法人化コストが高いとき―サブリース法人の活用

大野
大野
今回は
法人化コストが高いとき―サブリース法人の活用
について、お話しします!

こんにちは!
前回のコラムで、法人化のために、
物件を法人に売却するときには思わぬ高額な
コストがかかる可能性がある話をしました。

もし法人への物件移転が難しい場合には、
サブリース法人を活用することで
法人化のメリットを得ることができます。

サブリース法人とは、
法人が個人から物件を一括借り上げし、
法人が直接入居者と賃貸借契約を結ぶ方式です。

個人 → 法人に一括貸し(法人は個人にサブリース賃料を支払う)
法人 → 入居者に転貸(法人が家賃収入を得る)
法人の収入 = 入居者からの家賃 − 個人へのサブリース賃料

法人は空室リスクを負うことになるため、
法人から個人に支払う家賃は入居者からもらう
家賃より低い金額で設定します。

借り上げ賃料として個人に支払う金額は、
満室賃料の80%程度が限度です。
つまり、法人に移せる収入は家賃収入の20%程度が上限となります。
それ以上の収入を法人に移転すると、
税務署から高すぎると指摘を受ける可能性があります。

サブリース法人のメリット・デメリットをまとめると次の通りです。

〇メリット
物件の名義変更が不要 → 移転コストゼロ
ローンの借換えが不要 → 残債が多い物件でも活用可能
法人としての実績づくりができる

〇デメリット
法人に移転できる所得が家賃収入の20%程度と限定的
物件を直接法人で所有する場合と比べると節税メリットは小さい
サブリース賃料の設定が恣意的だと税務否認のリスク

まとめ

①移転による法人化コストが高いとき
サブリース法人を検討してみましょう。
②また、法人の実績を積んだうえで、
新規物件は最初から法人で取得するという段階的なアプローチもおすすめです。

大野税理士の他のブログはこちらから
楽待 不動産住宅新聞でもコラム連載しています。

ABOUT ME
大野晃男
1979年12月生まれ。 資格専門学校の簿記講師を経て税理士法人に勤務。 その後、自動車部品製造会社の経理として働く。 実家がサラリーマン大家さんだったことから、 渡邊浩滋総合事務所に興味を持ち、入所。
さらに詳しく知りたい方へ