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渡邊浩滋の賃貸言いたい放題
第七回「消費税増税決定で影響受ける大家さん」

2019年10月1日より消費税を予定通り10%に増税すると安倍首相より発表されました。

5%から8%へ増税されたときの経理処理の煩雑さで苦労した経験から、
この発表を受けて、ガクッと肩を落としました。。。

(10月1日からって中途半端だなあ)

「大家さんは家賃が非課税だから関係ない」
なんて思っているなら、大間違いです!

消費税増税は大家さんこそ影響があるのです。

考えてみてください。

受け取る家賃には消費税かかっていなくても、支払う管理手数料、リフォーム費用、振込手数料にも消費税はかかっているのです。

 

経費がリフォーム費用しかかかっていない場合で考えてみます(家賃収入が100万円、リフォーム費用50万円(税別))。

大家さんの場合

◯消費税増税前(8%)

収入100万円 - 費用54万円 =46万円(利益)

◯消費税増税後(10%)

収入100万円 - 費用55万円 =45万円(利益)

何もしていないので利益だけが減っています。

 

しかし、一般の事業者では違います。

一般の事業者の場合

◯消費税増税前(8%)

収入108万円 - 費用54万円 -支払消費税4万円 = 50万円(利益)

◯消費税増税後(10%)

収入110万円 - 費用55万円 -支払消費税5万円 = 50万円(利益)

消費税増税前も後も利益はかわらないのです。

なぜならば、消費税は消費者が払うものだから。影響受けるのは消費者なのです。
もちろん消費税を売上に転嫁されることが大前提にはなりますが。

しかし、大家さんは、住宅用の家賃が非課税のため、大家さんが増税の影響を受けてしまうのです。
消費税を売上に転嫁する機会を与えられていないのです。

本来であれば、消費税増税を機に賃料を値上げするべきなのでしょう。
しかし、値上げなんてしたら、入居者さんに出ていかれてしまうかも、と思って値上げに踏み切れるわけがありません。
(「便乗値上げだ」なんて叩かれてしまうかもしれません)

消費税増税は大家さんにとって大打撃です。
増税に耐えうる手残りを多く残す対策を取りましょう。

キャッシュを増大する方法を書いた私の本が10月31日に出版される予定です!!

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まとめ

・消費税増税は大家さんにとって大打撃です。
・増税に備えてキャッシュを最大化する努力をしていきましょう。

ABOUT ME
渡邊浩滋
渡邊浩滋
大家さん専門税理士事務所、渡邊浩滋総合事務所代表。当サイトを運営する大家さん専門税理士ネットワーク「Knees(ニーズ)」代表。 自らも両親から引き継いだアパートを経営する大家であり、「全国の困っている大家さんを助けたい」という夢を叶えるべく日々奔走している。 全国でのセミナー出演、コラム執筆等多数。
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