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専門家が斬る!真剣賃貸しゃべり場
【第二十二回】
不動産鑑定士×一級建築士 田口 陽一が斬る!②

不動産の本質に目を向けよう ②

不動産鑑定士・一級建築士の田口 陽一です。

皆様、いつも不動産の何に着目していますか?
利回り?立地?価格?

不動産投資家、家主の皆さま、今回の私の4回シリーズは、不動産の本質に目を向けてみたいと思います。

【第1回】数字に目を奪われていないか

【第2回】お金を増やすことに偏っていないか

【第3回】その不動産を残すことにこだわり過ぎていないか

【第4回】金融緩和と資産価格のバランスを忘れていないか

こんな切り口で考えてみましょう。

【第2回】お金を増やすことに偏っていないか

利回りばかりに気を取られていませんか?

その物件、本当に大丈夫でしょうか?

他の不動産との比較はもちろん、

そもそも現金や金などで代替できないですか?

株やその他の金融資産ではダメ?REITでもダメ?

利殖と保全のバランスにも気を配りましょう。

利回りの高い物件を購入して、お金を増やす、
そういう投資もあるでしょう。

しかし、資産をしっかり保存する為の不動産投資というのもアリです。

利回りは低いかもしれません。
が、長期的に見ても誰もが利用したいと考えるような立地条件を有する不動産であれば、
財産の一部をその不動産に置き換えて価値を保存するのは有効です。

相続対策としても財産の「保存」の意義はあるかもしれません。

目下、不動産は全体的に高騰しています。

短期転売の利殖の目的なら、
この金融緩和を逆に利用するのが賢いでしょう。

一方で、この金融緩和でかさ上げされているだけの不動産が増えていることも事実。

どんな不動産なら長期的にも価値を維持できる不動産なのか。

選ぶ不動産も変わってきますよね。

今、とても冷静さが求められていると思います。

慎重に、賢く、投資しましょう。

それではまた来週。

ABOUT ME
田口陽一
田口陽一
明治大学理工学部建築学科卒業。一級建築士、不動産鑑定士、宅地建 物取引士、マンション管理士。東京建物株式会社にて、不動産鑑定評 価、都市再開発、オフィスビル売買・運営、SPCスキームを活用した 不動産事業等、理論・実務の両面から不動産業務を経験し実績を残す。 不動産ソリューションは、実践的経験が何より重要であるばかりでな く、建築・税・法務・金融・理論的評価・現実の売買等々、複合的領 域にわたることから、常に複眼思考でベストな解決策を構築している。 鑑定評価や売買のみならず、バランス重視のハイブリッドなアドバイ ザリーを得意とする。
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