大家さんのための手元収入を「最大化」する方法~ ③
こんにちわ。
保険×不動産マイスター 津曲(つまがり) 巖(いわお)より、お届けいたします。
前回では、大家さんのための『手取り収入を最大化』するポイントとして、中期・長期の『事業計画』立案にあたって、大家さんの実務に精通したプロ集団と積極的に交流し、 限られた資源=『時間を有効に使うこと』が重要であることについて、お話させていただきました。
いかがでしょうか?
「知識」を「行動」に移し、「智慧」となし、さらに足元=土台を固めて、経営基盤・ 将来への備えを盤石にしていきましょう。
さて、今回も手元収入(手取り)を『最大化』する方法 その3として、すぐできることをテーマにお話させていただきます。
●資産の『組み替え』の重要性
多くの大家さんが、ご自身の資産の価値を「守ること」に対して注力されていらっしゃい ます。
先祖伝来の土地を守ること、引き継いだ資産はなるべくそのまま次代につなげたい、一代で築いた資産を子供たちに継がせたい、などなど。
想いはとても共感できますし、私も同じ立場であれば当然に思うことです。
しかし、それだけでは、「現状維持」もしくは時代の流れの速い現在においては 「負の遺産」になることもあるのです。
ご自身の所有する資産(物件)を、前回まで見てきたように「客観的に」みることによって先々の見通しができます。
ご自身の資産における収支が、『5年以内の収支が現在より横ばいもしくはマイナス傾向』にあれば「組み換え」を具体的に検討していきましょう。
組み換えにあたって、
①時代(少子高齢化等)
②地域性(単身者OR家族向き等)
③ご自身のニーズ(主要安定収入の確保、相続対策等)
などに合わせていくことができれば、常に「安定した資産」として不動産を所有、活用できます。 特に、『ご自身のニーズ』は明確にしていくことが重要です。
現在、近い将来、次代へと客観的に判断するためには、
①ご自身でしっかりと「数値」に基づく分析を行う
②専門家、大家さん仲間など信頼できる方々と「情報交換」していくこと
などは、前回までお話しさせていただいたようにとても重要です。
次に、物件選定にあたっては、物件の価値を「見極める」目利きが重要になってきます。
特に、相続対策もニーズにある方は、「現物と相続税評価の差」に目が行きがちで、 結果として相場より高い物件を購入されていらっしゃるケースのご相談をうけることが近年多くなっております。
組み換えの前に、セカンドオピニオンとしても我々のような専門家集団に「ワンストップ」で相談されることも「手取り収入を最大化」する大切なポイントです。
各種書籍やセミナーなど多々ございますが、真に大家さんお立場に立った経験豊富な プロ集団に勝るものはありません。
そうすることで、少しの時間で多くの経験値を得ることができ、賃貸経営を安定化させ、 さらに事業を発展的に展開していくことが可能になります。
以上、すぐできるポイント その3をお話させていただきました。
次の最終回は、『ストックとフロー』についてわかりやすくお話させ
ていただきます。
参考になれば幸甚です。