融資を受けるときに、利率にこだわる大家さんがいらっしゃいます。
もちろん利率が低いことに越したことはありません。
しかし、0.1%の単位で利率にこだわって、金融機関と交渉してやり合うのはあまり得策とは言えません。
とくに、1億円未満の借り入れであれば、コンマ以下の利率はキャッシュフローに対する影響が大きくありません。
例えば、5,000万円の借り入れで返済期間20年(元利均等返済)を利率1%と利率1.1%ではどのくらい違うのか。
1%の場合 月々の利率(1年目)41,000円程度
1.1%の場合 月々の利率(1年目)45,000円程度
差額は4,000円程度になります。
利息額は年々下がっていきますので、差額は徐々に少なくなります。
つまり、最大でも月4,000円程度の差ということです。
20年間の金利総額では、
1%の場合 約518万円
1.1%の場合 約572万円
になります。
このように数字で捉えると、大きな差ではないと感じると思います。
(人それぞれかもしれませんが)
しかし、利率0.1%の差がどれくらいかわからないと、とても損をする感覚に陥るでしょう。
さらには、自分ならもっと低い金利で借りられるのではないかというプライドで、金利を妥協できない人が多いように思えます。
決してコンマ以下の金利にこだわってはいけないと言うことではありません。
金融期間との今後のお付き合いと金利を天秤にかけてみてはどうかということです。
妥協できるところは妥協した方が今後の融資戦略がスムーズに行くことも多々あります。
ここは経営者の腕の見せどころです。
融資を受け続けられるかどうかは、経営者の経営判断によることが多いのです。
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まとめ
・コンマ以下の金利がどのくらいキャッシュフローに影響を与えるのか数字で確認しよう!
・金融期間との今後のお付き合いと金利を天秤にかけて判断してみよう!
・融資を受け続けられるかどうかは、経営者の経営判断によります!