~少子高齢化時代!! かしこい大家さんの「事業承継」とは~
今月号は、保険×不動産マイスター 津曲(つまがり) 巖(いわお)より、
お届けいたします。
新型コロナウィルスに罹患し犠牲になられた方々への衷心廻向と鎮静化を祈り、
また、罹患され苦しんでいらっしゃる方々の一日も早い回復、そして何より医
療現場で昼夜を分かたず自らも命懸けで対応してくださっている多くの方々、
多くの対応関係者の皆さまへ感謝と息災安穏の祈りを継続していきましょう。
さて、今回は、ケース別 最終回
相続で、突然!?「大家さん」を引き継いだ方々の「事業承継」をみていきます。
参考にしていただければ幸いです。
ケース2・ 突然の相続!! 一体どうしたらいいの・・・・・
ケース1では、相続発生「前」から、「大家さん」もしくは実質「大家さん」と
して賃貸経営をしている場合をみてきました。
この場合、複数の相続人間での相続財産の「分割」が最も深刻な問題でした。
今回は、まったく賃貸経営に関わっていなかった「相続人」の方が、どのようにしたら 円滑に、安心して事業継続をしていけるのか、考察していきます。
この場合も「前回までの相続」同様、「分割」が大きな問題です。誰が引き継ぐのか?
共有のまま相続するのか? いずれにしても、必須条件として、「遺産全体を把握」する
ことが前提です。
そのうえで「事業承継」するべきか、「すべて処分して一旦事業を閉める」のかの第一次
選択をします。
全く、別のお仕事を持たれていらっしゃる方が、大家さんを引き継ぐのは容易なことでは ありません。
また、「共有」で保有して、二次三次相続と当事者が増えていくことも収入や支出などの
調整が大変なことになります。
「共有」は絶対に避けるべきです。
分割後の共有を避けるためには他の相続人さんへの「代償金」の準備が必須です。
「生命保険」を利用して効率よく準備しましょう。
更に、業務全般にわたって相談できる方、お任せできる方(会社等)を「パートナー」と
して持つことが重要になります。
ここでも「遺言」は早めに最低限のことは「自筆遺言の保管制度」を活用するのもよいで
すね。何度でも書き直しできるのもメリットです。
大家さんの事情に精通した税務・法務の専門家と「ワン・チーム」で対策に取り組むのが
もっとも効率の良い、ベストな対策の道しるべとなります。
厳しさ増すこの頃ですが、共に明るい明日に向かって~感染しない、させない。
3蜜を避ける。~手洗い、うがいの励行とマスクの着用~
自分でできることを精一杯してこの困難をともども乗り切っていきましょう!!