東京の中心で税務を叫ぶ 第105回コラム
不動産所得が20万円以下なら確定申告しなくてもよい?
大家さん
不動産所得が20万円以下なら確定申告しなくてもよい?
大野
今回は不動産所得が20万円以下なら確定申告しなくてもよい?についてお話します。
こんにちは!
今回も確定申告に関するカン違いの事例をご紹介します。
よくあるカン違い
「サラリーマン大家ですが、不動産所得が20万円以下なので、
確定申告しないつもりです。問題ないですよね?」
所得税の申告は必要ないですが、住民税の申告は必要です。
給与所得がある人は、不動産所得が20万円以下であれば、
確定申告しなくてもよいという制度がありますが、これは所得税の制度です。
住民税にはこのような制度がないため、別途、住民税の申告が必要となります。
税務署に確定申告書を提出すると、その情報は市区町村に送られ、
住民税が計算されます。
確定申告しないと、給与以外の所得の情報が市区町村に渡らないため、
住民税が正しく計算されません。
住民税の申告を忘れると、
住民税のほかに延滞税が課される恐れがあるので注意しましょう。
まとめ
①副業の所得20万円以下なら、所得税の申告はしなくてもよい
②副業の所得20万円以下でも、住民税の申告は必要
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楽待 不動産住宅新聞でもコラム連載しています。
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